「和室をもっとおしゃれにしたいけど、どう手をつけていいかわからない…」
「障子って、古臭く見えないかな?」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は最近、洋室やナチュラルテイストのお部屋にもなじむ“木製障子”が注目を集めています。
光をやさしく通す障子紙と、あたたかみのある木のフレーム。この組み合わせが、古くささとは無縁の、スタイリッシュで落ち着いた空間をつくってくれるのです。
「和の雰囲気は好きだけど、部屋に合うか不安…」そんな方にこそ知ってほしい、洋室に合う障子の魅力とコーディネート実例を、本記事でたっぷりご紹介します。
住まいに“やさしさ”や“余白”をプラスしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
木製障子のイメージを動画でご確認頂けます
実際に木製障子を取り入れた空間がどんな雰囲気になるのか、短い動画でご紹介しています。
おしゃれな実例を見てみたい方は、ぜひご覧ください。

目次
なぜ洋室に障子?その意外な相性と効果

障子は、伝統的な日本家屋の印象が強い建具です。しかし、実際には洋室との相性も非常に良いのです。
まず、障子の最大の特徴である“光をやさしく通す性質”が、洋室にもたらす効果は絶大です。例えば、南向きの出窓に障子を設置すると、直射日光がほどよく和らぎ、室内がやわらかい光に包まれます。レースカーテン以上に、空間をやさしく演出してくれるのも魅力です。
「窓にカーテンがないと紫外線が気になる…」という方はUVカット付きの障子紙を選んでも良いでしょう。
出典元:UVカット超強プラスチック障子紙(アサヒペン公式サイト※外部リンクに遷移します。)

また、障子は間仕切りとしても非常に優秀です。壁を設けるほどの圧迫感がなく、空間をゆるやかに区切ることができます。例えば、リビングとワークスペースを分けたい場合、障子を用いることで“視線は遮るが光は通す”という絶妙なバランスが得られます。

さらに、木製のフレームが持つナチュラルな風合いは、無垢材の床や木製家具と非常によくなじみます。白い壁やグレイッシュなカラーとの相性もよく、空間の雰囲気を壊さずに、和のアクセントを加えることができます。
おしゃれでモダンな木製障子の魅力と活用法

木製障子といえば「和」のイメージが強いかもしれませんが、今の木製障子はひと味違います。
「おしゃれ」「モダン」「実用性」、この3拍子がそろった建具は、どんな空間にも自然になじみます。
■ おしゃれ|温もりと光の演出で、空間にやさしい表情を
木のフレームがもたらす自然な質感は、ナチュラルインテリアと好相性。
北欧風、ボヘミアン、和モダンなど、テイストを選ばず調和し、空間にあたたかみを添えます。
また、障子紙越しに差し込む光と影が、やわらかく室内に広がり、時間帯によって移ろう表情も楽しめます。
■ モダン|洗練された格子デザインで今の暮らしにフィット
昔ながらの細格子だけでなく、横桟タイプや格子なしのミニマルなスタイルなど、現代の住まいに合ったラインナップが充実。
和室はもちろん、リビングや洋室にも自然に溶け込みます。
「和」だけにとらわれない、自由なインテリアアレンジが可能です。
■ 実用性|毎日の開け閉めもスムーズでストレスなし
現代の木製障子は、室内建具としての扱いやすさも重視されています。
軽量でスムーズに動作し、女性や高齢の方でも安心。
「使いやすさ」と「デザイン性」が両立した、実用的な建具です。
今回は木製障子の魅力を「おしゃれ」「モダン」「実用性」の観点からご紹介しましたが、さらに実際のコーディネート例や多彩なデザインを見たい方は、以下の記事も参考になります。
出典元:障子とデザインで楽しむこだわりの空間作り。おすすめのテイストや事例を紹介(杉野製作所※外部リンクに遷移します。)
モダンな洋室に映える!木製障子コーディネート実例3選
1. 木の梁が映えるログハウス風洋室 × 木製障子
ウッディな洋室に、明るめの木製障子を間仕切りとして設置。
ブラウン系の家具やラグと自然に調和し、空間に温もりが生まれます。
格子の直線が梁と響き合い、落ち着いた“静けさ”を演出します。

2. ホワイトベースの北欧風リビング × 木製障子

白壁と淡い木目フローリングが印象的なリビングに、襖の代わりに淡い木製障子を設置。
障子越しに自然光が広がり、以前よりも部屋全体がやわらかく明るい印象に。
木のフレームは観葉植物とも調和し、空間に自然な一体感をもたらします。
3. 一人暮らしの間仕切り活用 × 木製障子

ワンルームや1Kなど、一人暮らしの部屋では「収納を隠したい」「生活感を減らしたい」と感じることも。そんなときに活躍するのが、木製障子を使ったクローゼット風の間仕切りです。
扉よりも軽やかで圧迫感がなく、空間の印象をすっきり整えながら、視線をさりげなくカットできます。必要に応じて開閉できるため、シーンに合わせて“隠す・見せる”を自在に切り替えられます。
木製障子と同様に、ふすまのリメイクも気軽に空間の印象を変える手段として人気です。気になる方はこちらの記事もチェックしてください!:
✅ 関連記事:ふすまリメイクで暮らしが変わる?“ちょっと好きになる”和室のつくり方
木製障子を“おしゃれモダン”に活かすための4つのコツと注意点
木製障子を洋室に取り入れる際は、次のようなポイントに気をつけると、より洗練された空間に仕上がります。
フレーム色を床・家具と合わせる

明るい木目ならナチュラルテイストに、濃い色合いならシックでモダンな雰囲気にまとまります。
格子の有無とデザインで印象を変える

木製障子は、格子のデザインによって空間の印象が大きく変わります。
縦桟が細かく入ったタイプは、すっきりとした縦のラインが際立ち、上品で落ち着いた雰囲気を演出。和モダンやナチュラルな空間によく合います。
正方形のマス目タイプは、程よいリズム感があり、バランスのとれた印象に。畳や木目の床とも調和しやすく、和室・洋室どちらにもなじみます。
長方形のマス目タイプは、横のラインが空間を広く見せる効果があり、シンプルでモダンなインテリアにおすすめです。
部屋のテイストや求める雰囲気に合わせて、格子デザインを選ぶことで、より統一感のある空間がつくれます。
使う場所ごとの設置方法

掃き出し窓の前に設置する場合は、窓枠との干渉を避ける工夫が必要です。間仕切り用途では、レールの有無や下部の床段差にも注意を。
採光とプライバシーのバランス

光を通すとはいえ、障子紙の厚みや種類によって透け具合は異なります。
仕切り、目隠し、装飾など用途に応じて選んでください。
最近では、水や汚れに強く、日常使いしやすいタイプも登場しています。とくにワーロンの障子紙は、見た目は和紙そのままに、破れにくくて長く使えると人気です。貼り方も、ノリ・ボンド・テープ式など種類があるので、用途に合わせて選べます。
出典元:破れにくい障子紙(ワーロン公式サイト※外部リンクへ遷移します。)
✅ FAQ(よくある質問)
Q1. 木製障子は洋室にも本当に合いますか?
A. はい、ナチュラルテイストや北欧風、和モダンの洋室と特に相性が良いです。フローリングや白壁にもなじみ、光をやさしく通すことで空間に温かみを加えてくれます。
Q2. 木製障子は賃貸住宅でも取り付けできますか?
A. 多くの場合可能です。レールの設置やビス止めが不要な簡易タイプは基本的に溝にはめるだけの設置ですので、原状回復も容易です。もともとあった襖などは保管しておきましょう。
Q3. 障子紙は破れやすくないですか?
A. 最近では破れにくいプラスチック製の障子紙や、UVカット・防水機能のある素材も登場しています。特にワーロン製などは耐久性が高く、小さなお子様やペットのいるご家庭でも安心して使えます。
Q4. 木製障子はどこで購入できますか?
A. オーダーメイドに対応した建具店や、リフォーム専門の通販サイトで購入できます。当店「和室リフォーム本舗」でも、洋室に合う木製障子を多数ご用意しておりますので、ぜひご覧ください。
まとめ|おしゃれにしたい。でも落ち着きも欲しい。そんな洋室に木製障子を

木製障子は、ただの“仕切り”ではありません。それは光を操り、空間に「余白」と「やさしさ」を与えてくれる建具です。和の風情を活かしながらも、現代の洋室にもしっくりと馴染む。その柔軟性が、木製障子の最大の魅力です。
新築でも、リフォームでも。「空間を整えたいけれど、壁で区切りたくない」とお悩みの方に、ぜひ一度、木製障子の設置を検討していただきたいと思います。住まいの中に“和モダン”の風が通る、その心地よさをぜひ感じてください。
この記事で紹介したような木製障子を、当店でも多数取り扱っています。暮らしにやさしさとデザイン性をプラスする一枚を、ぜひ見つけてみてください。
