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  • 公開日:2025年7月24日
  • 更新日:2025年7月31日

後付けクローゼットで押入れを劇的リフォーム│ふすまミゾを活かしてDIY!

後付けクローゼットで押入れを劇的リフォーム│ふすまミゾを活かしてDIY!

「押入れの見た目が古くて気になる」「洋室に合う収納にしたい」
そんな方におすすめなのが、クローゼット扉を後付けして取り付ける方法です。

実は、今ある襖の溝をそのまま活用してモダンなクローゼット扉に交換できるため、工事不要・DIY可能
「見た目がすっきり」「収納がしやすくなる」「洋室に馴染む」などのメリットがあり、初心者にも取り入れやすいリフォーム方法です。

この記事では、クローゼット扉を自分で後付け設置する具体的な取付方法から、タイプの違い・施工のポイント・調整のコツ・実例レビューまで詳しくご紹介します。

執筆者のイラスト

和室リフォーム本舗、太田と申します。
建具業界に入って15年以上。
今はWEBやブログまわりを担当しています。
紙好きが高じて、襖紙の見分けにも自信あり。
実はフグ調理師免許も持ってます🐡

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まずは動画で確認!

目次

クローゼット扉を後付けするメリット

押入れにクローゼット扉を後付けすることで、以下のようなメリットがあります。

  • 洋室に合う見た目にチェンジ
     古い襖をクローゼット扉に替えるだけで、空間全体がモダンに変身します。
  • 開口部が広く使える
     襖があった場所を折れ戸にすることで、掃除機や大きな荷物の出し入れもスムーズに。
  • DIYで簡単施工
     ふすまの溝を活かして、上レール・下金物・扉を取り付けるだけなので、大掛かりな工事は不要です。
失敗を防ぐコツ
  • 溝の幅が合っているか、寸法を必ず測る
  • 下地が弱い場合は補強が必要
  • 扉の開閉スペースの確保も忘れずに

扉のタイプ別特徴と選び方

今回は「折れ戸タイプ」の商品についてご説明しますが、後付けできるクローゼット扉には、主に以下の3タイプがあります。それぞれの特徴をご紹介します。

引き戸タイプ

  • 前に開けるスペースが不要で、省スペースに最適
  • スムーズに開閉でき、開けっ放しでも邪魔になりにくい

\和室の雰囲気を残しつつ、洋室風にしたい方におすすめ!/

開き戸タイプ

  • 両開きや片開きで手前に大きく開けられる
  • 中が一目で見渡せて、物の出し入れがしやすい
  • 扉の前にある程度のスペースが必要

\収納量が多い方や、たっぷり開けたい方に!/

折れ戸タイプ

※この記事ではこちら(後付けできるクローゼット)をご紹介しています。

  • 扉が折りたたまれる構造で、開口部を広く使える
  • 開き戸ほど場所を取らず、引き戸より開放感がある
  • 中の収納をフル活用したい方にぴったり

※設置スペースや普段の使い方に応じて、最適なタイプを選びましょう。

なお、扉の開き方別のメリット・デメリットについて詳しく知りたい方は、下記の関連情報も参考になります。

出典元:扉を付けるなら、スペースに合わせて出し入れしやすい開き方に。大建工業※外部リンクへ遷移します。

費用の目安・内訳(DIYと業者依頼)

クローゼット扉を後付けした場合の費用は、DIYか業者依頼かによって大きく変わります。
費用の詳細や業者依頼との比較については、
「クローゼット扉の交換費用と内訳まとめ」の記事で詳しく解説しています。
DIYか業者依頼か迷っている方はぜひ参考にしてください。

クローゼット扉を交換する費用はいくら?DIYと業者の相場を徹底比較

クローゼット扉の取付方法(標準タイプ)

ここからは、当店で販売している「標準タイプ」のクローゼット扉を例に、DIYでできる後付けの取付方法をSTEP形式でご紹介します。

標準タイプとは?

当店の「標準タイプ」は、DIYが初めての方でも取り付けやすい設計になっています。

一般的な折れ戸タイプのクローゼット扉は、上下両方にレールを取り付ける必要があり、上下の位置を同時に調整しながら固定する必要があるため、水平を取るのが難しくなりがちです。

一方、当店の「標準タイプ」は、下を固定して、上側レールで調整ができる構造なので、DIYになれていない方でもバランスがとりやすく、スムーズに取り付けできるのが大きな特長です。

道具をそろえる

まずは以下の工具を準備しましょう。

  • 電動ドライバーまたは、プラスドライバーとキリ(千枚通しなど)
  • 定規
  • 鉛筆やマスキングテープ(印つけ用)

STEP1:上レールを取り付ける

クローゼット扉の建付けと高さを調整する図解
扉の建付けが左右でずれている場合は、上部のアジャスターで高さを微調整できます。

まずは、クローゼット扉の上レールの取り付けから始めます。
この作業では、和室側(手前)の溝を使用します。もし溝がない場合は、「直付け」という方法で天井などにレールを直接取り付ける形となります。

【作業手順】

千枚通しを使って上レール取付位置に下穴をあけている様子
上レール取付前に、キリなどで下穴をあけておくと作業がスムーズです。

① レールを取り付ける位置が決まったら、千枚通し(キリ)で下穴をあけておきます
 → ビスが入りやすくなり、木部の割れも防げます。

プラスドライバーでクローゼット扉の上レールをビス固定している様子
レールの位置を確認しながら、プラスドライバーでビスをしっかり固定します。

② 続いて、プラスドライバーで上レールをビスで固定します。
 

【ご注意ください】

  • レールのビス穴が左右対称でない場合がありますが、これは製品仕様ですのでご安心ください。

STEP2:下用軸受けを取り付ける

次に、クローゼット扉の下側を支える「下用軸受け」を取り付けます。
ここでは、敷居にある和室側手前の溝を使用します。もし敷居に溝がない場合は、床に直接取り付ける「直付け」となります。

【作業手順】

左柱から5mm内側の位置に印をつける
 左側の下用軸受けを取り付ける位置を決めます。
 柱の端から5mm内側の位置に、鉛筆などで目印の線を引いてください。

右側も同様に5mm内側に印をつける
 右側の柱も、同じように柱の端から5mm内側に線を引きます。

軸受けを固定する
 「下用軸受け」を左右それぞれ、印に合わせて配置し、  プラスドライバーでビス留めします。
 ※木材に直接ビスを打つ場合は、千枚通しで下穴をあけておくと作業がスムーズです。

柱から5mm内側に鉛筆で取り付け位置の目印をつけている様子
柱の端から5mm内側に、下用軸受け取り付け位置の目安として線を引きます。
下用軸受けを柱から5mmの位置に印をつけて仮配置している様子
柱の端から5mm内側に印をつけ、その位置に下用軸受けを仮配置した状態です。ビス止め前の様子です。
プラスドライバー作業の前に千枚通しで下穴をあけている様子
木材にビスを打つ前に、千枚通しで下穴をあけておくと割れを防げて作業がスムーズです。
印に合わせて下用軸受けを配置し、プラスドライバーでビス留めしている様子
印に合わせて下用軸受けを設置し、プラスドライバーでしっかりビス留めします。

【取り付けのポイント】

  • 軸受けの穴の向きに注意してください。
     取り付けるときは、軸受け穴が柱の方を向くように配置します。
  • 軸受けの取り付け位置が左右で対称になるよう、印をしっかり測って合わせましょう。
下用軸受けの穴が柱の方を向くように配置されている様子
キャプション:軸受けの穴が柱の方向を向くように取り付けるのが正しい向きです。

STEP3:左側のクローゼット扉を取り付ける

いよいよ、左側の扉本体を枠に取り付けます。

【作業手順】

① 先ほど取り付けた、下用軸受けの、軸受け穴に
 本体(左扉)を差し込む。

下用軸受けの軸受け穴に本体を差し込む様子
先ほど取り付けた下用金物の穴に、本体の下部の突起部(軸部)を差し込んでください。※転倒などにご注意ください。

② その状態のまま、上レール内にセットしている、上用軸受けの軸受け穴に、クローゼット本体左上用軸を差し込み、さらに左上用ランナーをレールに沿わせる。

上レールについている金物は、お届け時、適当な位置で仮固定の状態でお届けしています。こちらは実際の固定位置ではございませんので、必ず緩めてから取り付けを進めてください。

仮固定された上レールの金具をドライバーで一度緩めている様子
上レールにあらかじめ付いている金具は仮固定のため、取り付け前に一度緩めて調整できる状態にしてください。
上用軸受けの軸受け穴に、クローゼット本体の突起部(軸部)を差し込む様子
上用金物の穴に、本体の上部の突起部(軸部)を差し込んでください。

この状態で左側に立てる

このとき、レール上で多少の引っかかりを感じることがありますが、サイズが合っていないわけではないのでご安心ください。若干、力をいれて立ててください。

左上用ランナーをレールに沿わせる様子
上用ランナーをレールに沿わせ扉を立ててください。

④クローゼットを開く

指を挟まないように十分ご注意ください。この際、2枚の扉の両端を持つようにしますと、扉が開きやすいです。

※本体の重量がありますので、転倒には十分ご注意ください。

※慣れた方ですとお一人でも作業できますが、出来るだけお二人での作業をお勧めします。

クローゼットを開く様子
扉を開く際は、2枚の扉の両端を持つようにしますと、扉が開きやすいです。真ん中は持たないように十分ご注意ください。

⑤同封の調整スパナ―で上用軸受け、固定ボルト(六角型の部分)を回し、仮固定します。

※最終の調整を終えた後、再度、緩まないように固定するので、この段階では仮固定でOKです。

左のクローゼットを仮固定している様子
左扉の仮固定をしてください。最終的に固定するのでこの時は仮止めでOKです。

STEP4:右側のクローゼット扉を取り付ける

右側本体の取付も、左側同様の方法で進めてください。

STEP5:完成

取り付け完成画像
取り付け完了!調整が必要な場合、高さや建付けなどの調整をお願いします。

左右のバランスに問題がなければ、そのまま本固定してください。

もし調整が必要な場合は、調整を終えてから本固定しましょう。

調整(必要があれば):扉の高さ・建付けの調整方法

扉を取り付けた後は、スムーズに開閉できるように「高さ」や「隙間(建付け)」を微調整します。
とくに扉同士のすき間や、床とのあたり具合は見た目にも使い勝手にも大きく関わるため、丁寧に調整しましょう。

【高さの調整方法】

左右のクローゼット扉の高さに違いがある場合、同封の調整スパナの大きいほうを使いイラストにある部分を回転させ、高さの調整をして下さい。

※あくまで目安ですが、上下に1㎝ずつ隙間が空く位がちょうど良い設置高さです。

下部の調整ネジを反時計回りに回して高さを上げる様子(斜め上から見た図)
調整ネジを反時計回りに回すと、戸の高さが上がります。ネジの位置と回転方向を確認しましょう。
引き戸の下部が調整によって高くなっていく様子(横から見た図)
横から見た図。ネジを回すことで、部品が押し出されることで、扉全体が持ち上がる仕組みです。

クローゼット扉-上下の調整方法の動画を見る-

【建付け(左右)の調整方法】


 左のクローゼットを設置した際、左の柱との隙間をご確認ください。同封の調整スパナを使いイラストにある部分を回転させ下軸受けの台座部分を左右に動かし、建てつけの調整をして下さい。右のクローゼットも設置後、同様に調整してください。

※あくまで目安ですが、柱からクローゼット本体に2~3mmの隙間が空く位がちょうど良い隙間です。

下部分での調整

調整スパナで下部の台座を回し、クローゼットと柱の隙間を調整している様子
下部の台座をスパナで回すことで、本体を左右に微調整できます。柱から2~3mmの隙間が目安です。
クローゼット扉-左右の調整方法の動画を見る(下部分)-

上部分での調整

調整スパナで上部を回してクローゼット本体と柱の隙間を整えている様子
上部の固定金具付近もスパナで回転させ、左右の位置調整が可能です。建付けがズレないよう左右とも確認を。
クローゼット扉-左右の調整方法の動画を見る(上部分)-

よくある質問(FAQ)

Q. 襖のレールをそのまま使えますか?


→ はい、ご使用いただけます。一般的なふすま溝の幅は「21mm」または「18mm」のいずれかですが、どちらのタイプにも対応しています。

Q. 電動工具がなくても取り付けできますか?


→ はい、プラスドライバーがあれば取り付け可能です。ただし、作業が続くと疲れることもありますので、可能であれば電動ドライバーの使用をおすすめします。

Q. 賃貸住宅でも取り付けできますか?


→ 敷居にビス穴を2か所、鴨居の溝内にも数か所のビス穴を開ける必要があります。外したビス穴は補修材で埋めるか、管理会社に相談してから着手しましょう。

Q. レールの長さが合わない場合はどうしたらいいですか?


→ レールはあらかじめ少し長めにカットされていますので、長さが足りないということは基本的にありません。万が一長すぎる場合は、金ノコや金属用カッターでご自身でカットできます。金ノコはホームセンターなどで手頃な価格で購入可能です。

施工者のレビュー・体験談

こちらは当店【楽天市場店】でのレビューを抜粋・要約したものです。
多くのお客様にご満足いただいており、店舗内でも高評価をいただいております。ぜひご参考ください。

期待値以上の品質でした。

襖がボロボロになったため、クローゼット化を決意。 見た目・価格・表面材質のバランスが決め手で本商品を選択。期待以上の完成度で大満足。 取説の読みづらさや配達連絡のズレなど軽微な改善点もあったが、総合的に高評価で「リピートも検討中」。
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ジャムンダさん 男性60代 投稿日:2023/11/22
★★★★★

納戸の扉

床の間を納戸にリフォームした関係で、押入れの上下レールがない特殊な構造。
下金具の位置調整や上レールの長さカット、窓枠との干渉による再設置など苦労があったものの、約2時間で無事に取り付け完了。
ホワイトの扉により、空間が明るくスッキリとし大変満足とのこと。
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heidi3010さん 女性50代 投稿日:2025/3/12
★★★★★

和室を自分好みにリノベーション

発注前の問い合わせ対応から、注文確定、発送連絡、配送業者の対応まで一貫して丁寧でスムーズ。
製品の完成度や取付結果にも満足されており、「すべてにおいて大満足」。
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購入者さん 投稿日:2024/12/14
★★★★★

大満足

今回で2回目の注文。イメージ通りの仕上がりで毎回大満足。
不安な点もすぐに丁寧な対応をもらえたことに感謝されており、安心して購入できた。
▶ レビュー元ページを見る

yoshi6498さん 男性 60代 投稿日:2024/6/15
★★★★★

想像以上に良いです。

観音開きのクローゼット扉を外し、本商品に交換。女性一人でも簡単に取り付けでき、開閉もスムーズ。
オーダー品としては価格が安く、期待していなかったが、しっかりした造りで安っぽさもなし。
ダークブラウンを選んだが枠との色差があり、枠を塗装して一体感を調整。
以前パネルドアを使っていたが、「最初からこれにすればよかった」と後悔するほどの満足度。
▶ レビュー元ページを見る

購入者さん 投稿日:2024/5/1
★★★★★

まとめ|押入れを洋風収納にするなら後付けクローゼット扉!

レールと扉をセットするだけで、押入れがクローゼットに早変わり。
DIYでも施工可能な「後付けクローゼット扉」は、費用を抑えて収納の見た目と使い勝手を改善したい方に最適です。

✅ 工事不要の簡単取付
✅ DIY初心者でも扱いやすい設計
✅ 洋室にも自然に馴染むデザイン展開
✅ 賃貸OK・原状回復しやすい製品もあり

「ちょっと雰囲気を変えたい」「収納力をアップさせたい」——

そんな方にぴったりの手軽なDIYリフォームです。

費用についてもっと詳しく知りたい方はこちらもご覧ください: ✅ クローゼット扉を交換する費用はいくら?DIYと業者の相場を徹底比較

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ふすま溝をそのまま活用できるから後付けできる!押入リフォームクローゼット

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