築年数は経っているけれど、リフォーム済みで家賃も安め。
それでも空室が埋まらない場合、原因は「室内ドア」や「ふすま」かもしれません。
開け閉めの重さや黄ばみは、内装を整えても“古さ”を感じさせてしまいます。
入居希望者は収納まわりの清潔感や使いやすさも意外とよく見ています。
最近は、自分で交換できる室内ドアやふすまも増えており、DIYで手軽に印象を変えることが可能です。
小さな見直しで、空室対策につながることもあります。
この記事では、自分でできるドア交換の方法や、扱いやすい製品の選び方を紹介しています。
後半ではBefore / After事例や商品リンクも掲載。ぜひ参考にしてください。

和室リフォーム本舗、太田と申します。
建具業界に入って15年以上。
今はWEBやブログまわりを担当しています。
紙好きが高じて、襖紙の見分けにも自信あり。
実はフグ調理師免許も持ってます🐡
この記事でわかること(目次)
内見者が「がっかり」するポイント
築古物件では以下のような印象がマイナス要因になりがちです。
① 黄ばみや破れで古さが目立つふすま
- 黄ばみ・破れ・昭和感のある柄
- 部屋全体が“昔のまま”に見えてしまう
② 室内ドアを開けた瞬間のカビ臭・湿気
- カビ臭・木の劣化臭
- 黒ずみやシミなど、清潔感の欠如
出典元:開けてびっくり!はもうイヤ。押し入れやクローゼットのカビ対策してますか?(DCM株式会社)外部ページに遷移します。
③開閉がスムーズでない室内ドア
- 開閉時のひっかかりや異音
- スムーズでない動作が「管理不足」の印象に
まずは「小さな見直し」から始めてみる方法も。
「ドアの交換まではちょっと…」という方には、自分でできる簡単なメンテナンスから始めるのもおすすめです。建具の印象は、小さな調整でもグッと変わります。
戸車の調整・交換
引き戸の開け閉めが重いときは、戸車が摩耗している可能性があります。戸車だけを交換することで、スムーズな動作に改善できる場合があります。
ふすま紙の張替え
ふすま本体を交換せずに、表面の紙だけを自分で張り替える方法もあります。最近ではシールタイプのふすま紙もあり、DIY初心者でも扱いやすくなっています。
取っ手の交換
古びた取っ手やぐらついたノブを自分で交換するだけでも、印象が引き締まります。デザインの選び方次第で、モダンな雰囲気にも。
これらの方法は、短時間で自分の手でできる上に、道具も最小限。まずは負担の少ない範囲で、空室対策につながる「建具の見直し」を検討してみてはいかがでしょうか。
解決のカギの一つは“引き戸リフォーム”
ふすまや室内ドアの交換は、見た目の印象だけでなく、使い勝手や清潔感までまとめて改善できるのが魅力です。
最近では、自分で交換できるDIY向けのドアも増えており、「これなら私にもできそう」と感じる方も少なくありません。
実際に、賃貸オーナー様の中には、自分でふすまや室内ドアを取り替えて、空室の印象を一新されるケースも増えています。
- 洋風のクローゼット風デザインに変えるだけで、空間の印象が一新
- アルミや樹脂製ならカビや湿気対策にも◎
- 換気窓付きで衛生的な収納スペースにアップグレード可能
軽微な破れ・柄の古さが気になる場合は襖紙の張替えも有効です。
軽微な破れや柄の古さが気になる場合は、襖紙だけを張り替える方法も効果的です。
最近では、自分で貼れるタイプの襖紙が多く市販されており、デザインのバリエーションも豊富です。
交換までは必要ないと感じる場合でも、表面を自分で整えるだけで、部屋全体の印象が大きく変わります。
自分の目で劣化の程度を確認し、自分に合った方法を選べば、余計な費用を抑えることもできます。
DIYに慣れていない方でも、量産タイプや和ふすまタイプの張り替えなら、自分のペースで取り組めます。
賃貸物件や築古住宅の雰囲気を自分の手で整えたい方にも、おすすめの方法です。
Before / After事例
「自分で室内ドアを交換するだけで部屋の雰囲気が変わる…?」と疑問に思われるかもしれません。
ですが、実際のBefore / After写真を見るとその違いは明らか。自分で手を加えるだけで、ここまで印象が変わるとは驚きです。
室内ドアを自分で交換するだけで、部屋全体が明るく清潔な印象に変わります。
古いふすまから引き戸に

写真で見ると、その差は一目瞭然。古い襖や室内ドアを交換するだけで、部屋の印象が見違えるほど変わります。
ふすまをクローゼット扉へ

天袋付きの襖を、クローゼット扉に交換。
上下セットで統一感が出て、収納スペースもグレードアップ。
いずれも既存の敷居・鴨居を活かして取り付け可能なので、手軽にリフォームできます。
和室リフォーム本舗では、自分でDIYで交換できる室内ドアを多数ラインナップしています。
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費用感とおすすめ室内ドアのデザイン
写真で見ると効果は一目瞭然。既存の枠を活かせる商品なら室内ドアを自分で取り付け・設置も可能です。「家賃を下げずに印象アップしたい」という方にもおすすめです。
自分で簡単に引き戸に変えて室内のイメージUP!
古い襖2枚をの洋風引き戸にチェンジ。和の空間に柔らかいモカカラーを取り入れることで、温かみとモダンさを両立。既存の枠をそのまま使えるので、DIY初心者でも比較的簡単に自分で施工可能です。コストも抑えられ、空室印象も一気にアップします。


グレー風の引き戸で洗練された室内を実現!
1枚襖をスタイリッシュなアッシュカラーの引き戸に交換。グレーよりの木目が室内のトーンに馴染み、清潔感と統一感を演出。手軽に自分で好きな仕様に交換・調整できる点も嬉しい。シンプルながら洗練された雰囲気で、若い世代にも選ばれやすくなります。


クローゼット扉に自分で交換できるんです!
天袋付きの襖セットの、押入れ部分をアッシュのクローゼット扉に、天袋は引き戸に一新。室内の見た目がぐっと洋風にアップデートされ、和室にモダンな印象を加えます。天袋も一緒に交換できるため、上部スペースも美しく整い、収納力とデザイン性を両立。自分で交換してもこの完成度は魅力的です。


アルミ引き戸自分で交換できる!一気に高級感のある室内に!


経年劣化した襖2枚を、アルミフレームの洋風引き戸「アルマジ」に交換。アルミ素材によるシャープなラインと明るい印象が増し、和室や洋室のスタイルにぴったり。湿気やカビ対策にもなり、耐久性・衛生面ともに安心。DIYレベル以上の高級感ある仕上がりです
施工例で見たように、既存枠を活かした建具ならDIYでも簡単。 費用も抑えられるため、空室対策に効果的です。
よくある質問(FAQ)
Q. ふすまが古臭くて若い人が決まらない。どこからリフォームすべき?
A. 見た目の印象改善には、まずふすまや室内ドアの交換がおすすめ。自分で交換・設置できるので、壁紙よりも手軽にリフォーム出来、費用も抑えられます。
Q. 既存の敷居や鴨居を壊さずに交換できますか?
A. はい、既存の溝を活用するため、工事不要で室内ドアの交換・設置が出来ます。ふすまを外して、新しい室内ドア(引き戸)をはめ込むだけです。
Q. 家賃を下げずに改善したい。何が効果的?
A. 室内ドアの交換は、低コストで高効果な改善ポイント。印象が良くなり、家賃を維持したまま入居が決まった例も多数あります。
Q. 遠方にある物件の引き戸です。DIYできる?
A. はい、できます。「遠方物件」の旨お伝えいただきましたら、採寸に行かれる日までに、必要な測定箇所などあらかじめご案内いたします。当店の営業時間内であれば、採寸当日にお電話でサポートしながら一緒に寸法を確認することも可能です。自分で測るのが不安な方も、事前にご相談いただければ安心です。
Q. 和室を洋室化は無理。でも少し今風にしたい。何かいい方法はない?
A. 簡単に取り付け出来る引き戸「ふすまリフォームドア」シリーズなら、ホワイト・ナチュラル・ダークなどの洋風デザインが選べます。畳のままでもおしゃれな空間になります。
Q. 引き戸や開き戸の取り付けは、自分でできますか?
A.引き戸は自分で既存の溝にはめるだけなので簡単に設置できます。開き戸はシンプルな構造でDIY経験者には設置可能ですが、工具に不慣れな方や作業に自信のない方には、施工業者へのご依頼をおすすめしています。
今すぐチェック!内見者が見ている「室内ドアの印象チェックリスト」
☑ ドア表面の黄ばみ・傷みがないか?
☑ 襖紙や木目が部屋と合っているか?
☑ ガタつきや開閉のひっかかりがないか?
☑ 引手や金具が古くなっていないか?
☑ 「古い・汚い」と感じさせる要素がないか?
まとめ:室内ドア交換で空室対策を
築古物件はふすまやドアが“がっかりポイント”になりがちです。DIY対応の引き戸や開き戸などの室内ドアを自分で交換して印象を変えるだけで、空室解消につながるケースも多数。自分で挑戦することで、費用を抑えながら満足度の高い仕上がりを実現できます。
和室リフォーム本舗では工事不要の商品を多数ラインナップ。自分で施工して家賃を維持したいオーナー様におすすめです。
「家賃は下げたくない」「でも決まらない…」そんなときこそ、ドアの見直しを。