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  • 公開日:2025年7月29日
  • 更新日:2025年8月19日

ふすま(襖)の張替え費用について│DIYと業者の相場を徹底比較!

ふすま(襖)の張替え費用について│DIYと業者の相場を徹底比較!

「ふすまの紙が破れてきた」「見た目が古くなってきた」
そんなとき、気になるのが「襖の張り替えには、いくらくらいかかるのか?」という点ではないでしょうか。

ふすまは、紙を貼り替えるだけでお部屋の印象が大きく変わる、手軽なリフォームアイテムです。和室を明るく見せたいときや、清潔感を出したいときにもぴったり。

とはいえ、「自分で張り替えたほうが安く済むのか」「業者にお願いするとどれくらいかかるのか」など、費用面で迷う方も多いでしょう。

この記事では、「ふすま 張替え 費用」「ふすま 張替 費用」「ふすま 張り替え 費用」といった検索ニーズにお応えし、費用相場やふすま紙の種類による価格差、張り替えではなく交換を選んだ方が良いケース、さらにはよくある質問まで詳しく解説していきます。

ふすまのデザイン集もチェック:
6畳和室をおしゃれに見せる3つのコツを解説!襖や障子のデザイン集も!

執筆者のイラスト

和室リフォーム本舗の太田です。建具業界に15年以上携わり、現在はWEBやブログを担当しています。紙好きで襖紙の知識には自信あり。
趣味でフグ調理師免許も取得しました🐡

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この記事で分かる事

業者にふすま張替えを頼んだ場合の費用相場

襖の張り替え風景。職人がふすま紙の裏面にノリを塗っている様子。

業者に張り替えを依頼した場合、費用は「紙の種類+施工費」で決まります。以下は代表的なふすま紙と、施工費込みの相場です。

ふすま紙の種類特徴施工費込みの相場(1枚)
新鳥の子紙和紙風で住宅向けに人気約4,000〜6,000円
上新鳥の子紙厚み・質感が上級約5,000〜7,000円
糸入り紙破れにくく耐久性が高い約6,000〜8,000円
織物ふすま紙布調で高級感があり店舗にも約7,000〜50,000円ほど
※50,000円という高額帯は「織物ふすま紙」の4枚続き柄などの特殊ケースです。
代表的なふすま紙の種類と施工費込みの相場
→ 根拠・出典一覧を見る

※表示価格は目安(地域・サイズ・税込/税別により変動)。詳細は見積もりをご確認ください。

片面・両面や紙のグレードによって費用は変動します。追加費用の内訳はこちらも合わせてご確認ください。

チェーン業者と地元業者の価格帯の違い

チェーン業者は大量仕入れでコスト削減、地元業者は地域密着のサービスと品質という違いを示す比較図
大量仕入れで安いチェーン/地域密着で丁寧な地元。あなたに合うのは?

襖の張り替えを依頼する場合、全国チェーンの専門店地域密着型の表具店・工務店で料金体系に差があります。

業者タイプ料金相場(1枚あたり)特徴
チェーン業者約1,500〜8,000円大量受注でコストを抑えており、低価格プランが多い。全国展開でサービスが均一化されているが、紙やデザインの選択肢は限定される場合もある。
地元業者約3,500〜12,000円地域に根ざした対応で、見積りから施工まで柔軟。襖紙の種類や施工方法の幅が広く、品質にこだわりたい人におすすめ。
チェーン業者と地元業者による襖張り替え費用の目安と特徴比較
→ 根拠・出典一覧を見る

※表示価格は目安(地域・サイズ・税込/税別により変動)。詳細は見積もりをご確認ください。

「とにかく安く張り替えたい」場合はチェーン、「仕上がりや紙の選択肢にこだわりたい」場合は地元業者、という選び方がおすすめです。

張替えにかかる追加費用のチェックポイント

破れやシミがある襖と劣化した引手の写真。
破れ・シミ、枠や引手の劣化は“追加費用”のサイン。見積もりで補修や引手交換、サイズ割増の有無を確認。

基本料金に含まれない追加費用が発生することがあります。見積もりを取る際には、以下を確認しておきましょう。

項目追加費用の目安備考
引手の交換1,500〜4,000円デザインや素材によって料金が変動
襖枠の補修1,000〜3,000円破損・ぐらつきの補強
下地の補修500〜2,000円カビ・ゆがみ・破損がある場合
サイズ割増通常料金の1.2〜1.5倍巾広・丈長など規格外サイズは追加料金あり
襖張り替え時に発生しやすい追加費用の種類と料金目安
→ 根拠・出典一覧を見る

※表示価格は目安(地域・サイズ・税込/税別により変動)。詳細は見積もりをご確認ください。

「張り替え費用が安い!」と思っても、これらが積み重なると予算を超えるケースもあります。 依頼前に必ず見積もりに含まれているか確認しましょう。

張替えより建具ごと交換すべきケース

以下のような状態の襖は、張り替えではなく、本体ごとの交換を検討したほうがよいでしょう。

  • 木枠がぐらついている
  • 下地が歪んでいる・破損している
  • カビやシミが紙の内側まで広がっている

自分に合った選び方

目的や状況に応じて、以下のような選び方がおすすめです。

状況・目的おすすめの方法
できるだけ安く済ませたいDIY(新鳥の子紙〜上新鳥の子)
手間なく綺麗に仕上げたい業者依頼(新鳥の子紙〜上新鳥の子)
高級感のある部屋にしたい業者依頼(織物ふすま紙)
木枠の劣化が気になる・
和室の印象を洋風に変えたい
建具ごと交換
目的に応じた選び方早見表

目的や部屋の状態、ライフスタイルに合った方法を選びましょう。

コスト比較の仕方|失敗しない見積もりの取り方

業者を選ぶ際には、価格だけで判断せず、サービス内容を比較することが大切です。

見積もり比較でチェックすべきポイント

  • 基本料金に含まれる内容:紙代・施工費・搬出入費は含まれるか
  • 追加費用の有無:引手交換・下地補修・出張費がかかるかどうか
  • 施工後の保証:仕上がりの不具合や短期の剥がれに対応してもらえるか
  • 納期:即日対応か数日かかるか

比較のコツ

  1. 最低3社から見積もりを取る(価格帯の相場感がわかる)
  2. 最安値だけで決めない(紙の種類・施工範囲に差があるため)
  3. 口コミや施工事例も確認する(仕上がりの満足度を左右する)

単純な価格比較ではなく、「総額+サービス内容」でコストパフォーマンスを判断すると、失敗が少なくなります。

DIYでふすまを張替えた場合の費用と注意点

DIYなら、安価なふすま紙と基本的な道具を使用すれば、1枚あたり2,000〜3,000円程度に費用を抑えることも可能です。
初回は道具の購入費がかかりますが、すでに用意できている場合はふすま紙と糊のみで済むため、さらに低コストになります。

▶ DIY張り替えに必要な道具と費用目安

項目費用の目安
ふすま紙800〜1,500円
ふすま用のり300〜800円
刷毛・スポンジなど100〜500円
カッター・定規等家にあれば0円
DIY張り替えに必要な道具とその費用目安
→ 根拠・出典一覧を見る

※表示価格は目安(地域・サイズ・税込/税別により変動)。詳細は見積もりをご確認ください。

※道具をすべて揃える場合でも、合計で2,000〜3,000円程度に収まることが一般的です。

▶ DIYの注意点

  • 古い紙の剥がし残しに注意
  • しわや空気が入らないように貼る
  • カッターの刃はこまめに交換

最近では初心者向けのふすま紙セットも増えており、YouTubeなどで手順を見ながら挑戦しやすい環境です。

張り替え手順を詳しく知りたい方はこちらの記事も参考に:
関連記事:量産ふすまの張り替え【保存版】|重ね貼りでリフレッシュ(ダンボール/ハニカムコア)
関連記事:襖の張り替え方法【保存版】和襖編|本格ふすま下地の貼り替え手順

襖紙(ふすま紙)の選び方|目的に合った種類を選ぼう

紙の選び方は、「部屋の使い方」「デザインの好み」「予算」などによって異なります。以下に主要な紙の特徴を紹介します。

価格が安い順:新鳥の子紙 → 上新鳥の子紙 → 糸入り紙 → 織物ふすま紙

■ 新鳥の子紙

新鳥の子紙の見本帳「角兵衛」「山水」「景勝」の表紙を並べた写真。
代表的な新鳥の子紙の見本帳:角兵衛/山水/景勝


特徴: 和紙風のやさしい質感/最も一般的な機械すきのふすま紙
    柄のバリエーションが豊富/DIYにも向いていてコスパ◎

おすすめ用途: 一般家庭/コスト重視

代表的な製品・見本帳:角兵衛(かくべえ)・山水(さんすい)・景勝(けいしょう)

襖紙見本帳:角兵衛(富永インテリア株式会社)※外部ページへ遷移します。

襖紙見本帳:山水(ルノン株式会社)※外部ページへ遷移します。

襖紙見本帳:景勝(ルノン株式会社)※外部ページへ遷移します。

■ 上新鳥の子紙

上新鳥の子の襖紙見本帳「やわらぎ」「ゆたか」「ひばり」の表紙
上新鳥の子紙の代表見本帳:やわらぎ/ゆたか/ひばり

特徴: 厚手で高級感あり/丁寧な仕上がりに向く

おすすめ用途: 来客用の部屋/長く使いたい場合

代表的な製品・見本帳:やわらぎ・ゆたか・ひばり

襖紙見本帳やわらぎ(株式会社 太陽)※外部ページへ遷移します。

襖紙見本帳ゆたか(株式会社 オカモト)※外部ページへ遷移します。

襖紙見本帳ひばり(株式会社 東京松屋)※外部ページへ遷移します。

■ 糸入り紙

糸入り襖紙の見本帳「いづみ」「のれん」の表紙|破れに強いタイプ
糸入り襖紙「いづみ」「のれん」

特徴: 格子状の糸が入っており、破れにくく丈夫

おすすめ用途: ペットや子どもがいる家庭

代表的な製品・見本帳:いづみ・のれん

襖紙見本帳:いづみ(小嶋織物株式会社)※外部ページへ遷移します。

襖紙見本帳:のれん(富永インテリア株式会社)※外部ページへ遷移します。

■ 織物ふすま紙

織物襖紙の見本帳「近江」「日新」の表紙|布地のような質感
織物襖紙:近江/日新—布地調で上質な仕上がり

特徴: 布のような手触りと上品な光沢感

おすすめ用途: 和モダンな空間/高級感を出したい部屋

代表的な製品・見本帳:近江・日新

襖紙見本帳:近江(株式会社 太陽)※外部ページへ遷移します。

襖紙見本帳:日新(国際産業株式会社)※外部ページへ遷移します。

よくある質問(FAQ)

Q1:襖の張替えは何年ごとが目安?

A:通常は5〜10年です。破れや色あせ、湿気などが目立ったら検討しましょう。

Q2:DIYで張替えは難しい?

A:初心者でも可能です。最初は1枚から練習するのがおすすめ。

Q3:業者に頼むとどれくらい時間がかかる?

A:数日かかるケースが多いです。即日対応できる業者もあるため、事前に確認を。

Q4:和風から洋風に変えるには?

A:クロスや木目調のふすま紙を選ぶ、または木製引き戸に交換する方法があります。

Q5:襖の張替えで「片面」と「両面」の違いとは?

A: 襖は両側に紙が貼られているのが一般的です。特に押入れ用の襖では、表側にふすま紙、裏側には「ウンカ紙」と呼ばれる裏紙が使われています。

張り替えの際には、片面だけの張り替えも可能ですが、片面だけを新しくすると反りが生じやすくなるため、両面張り替えのほうがバランスが良く、反りやゆがみのリスクを抑えられます

また、日焼けによる色の差が目立つ可能性もあるため、全体的に統一感を出すなら両面張り替えがおすすめです。

参考文献・出典

出典元:関西あたらしメディア|ふすま張替えの費用(※外部ページへ遷移します)

出典元:リショップナビ|ふすま張替えの費用相場

まとめ|ふすま張替えの費用と方法を理解して納得のリフォームを!

最適な選び方は状況次第です。こちらの早見表をご活用ください。

あなたの目的や部屋の状況に合わせて、最適な選択をしてください。

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