「古くなった、ふすまを引き戸に交換したいけど、費用はどれくらいかかるの?」そんな悩みをお持ちの方へ。
この記事では、引き戸の交換費用の目安や、DIYでの取り付け方法、引き戸の計測方法、レール交換のポイントまで、初心者にもわかりやすくご紹介します。
和室の雰囲気を損なわず、手軽に使いやすくできる引き戸リフォーム。ぜひ参考にしてみてください。

目次
1. 襖から引き戸に交換する費用相場
ふすまを引き戸に交換する際の費用は、1枚あたり約2万〜20万円程度と幅があります。
価格には、ハンドルや引手、レールなどの部材が含まれているものと、別途必要な場合があり、選ぶ商品によって大きく異なります。
交換する際の費用は、1枚あたり約2万〜20万円程度と幅があります。
ハンドルや引手など必要なものが本体価格に含まれている場合と、含まれていない場合もあります。
カラーやデザインラインナップも多数取り揃えている販売サイトもあります。
また、販売サイトによっては、豊富なカラーやデザイン、採光部の有無など多彩なラインナップが用意されています。「ふすま 引き戸」への交換を検討する際は、機能性はもちろん、見た目の印象にもこだわって選ぶことで、費用にも差が出やすくなります。
参考サイト:Panasonicスタンダードレーベル
2. DIYで引き戸を取り付ける場合の費用と注意点
自身で引き戸をDIYで取り付けする事に挑戦すれば、職人による工事代金がかからないので費用は大幅に抑えられます。
引き戸のDIYで必要なもの:
- 引き戸本体
- 引き戸用レール ※必要に応じて
- インパクトドライバーなどの工具 ※レールがネジで固定するタイプの場合
注意点:
- 古い襖とサイズが合わない場合や、計測方法を誤ると、開閉に不具合が生じます。
- 引き戸用レールを取り付ける際は、水平に設置することや、正しい位置にまっすぐ取り付けることが意外と難しく、注意が必要です。
※レールの取り付け位置が難しい理由は、引き戸の下に付いている車輪(戸車)の位置が、扉の真ん中にあるタイプと、端にあるタイプで違うため、レールの位置もそれに合わせて調整しなければいけないからです。
レールをうまく取り付けるコツは、いきなり本固定せずに、まず仮止めしながら位置を確認することです。
両面テープなどで仮固定してスムーズに動くか確認してから、ネジでしっかり固定すると、ズレや失敗が少なくなります。
※ただし、仮固定の状態ではドアが倒れる可能性もあるため、作業中は十分に注意してください。
3. 引き戸の計測方法|失敗しないサイズの測り方
引き戸を交換・取り付けする際に最も重要なのが、正しい計測です。
「引き戸 計測方法」としては、以下の3点をしっかり押さえましょう。
計測1|設置場所の高さと幅
- 高さは 左・中央・右の3か所を計測してください。
- 幅は 上・中央・下の3か所を測定。こちらも最も短い数値を基準にしてください。
🔍ポイント:築年数が経過した住まいでは、柱や枠が歪んでいる場合もあるため、必ず複数箇所を測りましょう。

計測2|上下のレール(溝)の寸法
- 上下の溝の深さ:上:約10〜18mm / 下:約1〜5mm
- 溝の幅:一般的に約21mm(18mmもあり)
- 溝と溝の間の幅:ドア厚みを調べるために測定(9〜15mm程度)

計測3|今使っている襖本体のサイズ
- 高さ:ふすまの一番高い部分から一番低い部分までを測ります。戸車付きなら戸車の底まで含めてください。
- 幅:枠から外して計測。ふち付きの場合は、ふちも含めて測定。

📹 計測が不安な方へ
和室リフォーム本舗では、採寸の動画ガイドもご用意しています。
初めての方でも安心して測れるようサポートしていますので、ぜひご活用ください。
🔶4. 引き戸レールの交換は必要?
築年数が経過した住宅に多く使われている古いふすま用のレールや、突起のあるタイプの甲丸レールは、現代の引き戸には対応していないことが多く、注意が必要です。
特に古いふすま用のレールは、摩耗によって引き戸がレールから外れやすくなっていたり、引き戸自体が甲丸レールに対応していないことが交換の主な理由です。
そのため、現在主流となっているフラットな引き戸用レールに交換しておくことで、今後の取り換えや引き戸の購入時もスムーズに進められる可能性が高まります。

関連記事:間仕切りに引き戸を活用するメリット|おしゃれに見せるコツも紹介
DIYでも交換可能ですが、水平を取るのが難しい事があるため、初めての方は慎重に取り付けをしてください。
🔶5. 業者に依頼する場合の費用とメリット
「引き戸の取り付け」をプロに依頼した場合、1枚あたりの費用はおおよそ3万〜6万円が相場といわれています。
ただし、交換する枚数や施工場所、工事を行う時期によって費用は大きく変わるため、リフォーム業者や工務店に相談し、事前に見積もりを取ることをおすすめします。
メリット:
- 計測〜取り付けまでスムーズ
- レールの傾きや戸のズレがない
「和室の引き戸」の見た目を損なわないよう、木目調やアルミ枠、デザイン性にも配慮して自分好みに選んでもらえるのがポイントです。
🔶6. よくある質問(Q&A)
Q. DIYと業者依頼、どちらがオススメ?
→ DIYは費用を抑えられる反面、正確なサイズ計測や工具の取り扱いに慣れていない方にはやや難易度が高い場合があります。
「とにかく安く済ませたい」という方には向いていますが、仕上がりの美しさや安心感を重視される場合は、専門業者への依頼がおすすめです。
和室リフォーム本舗では、お客様ご自身による採寸も丁寧にサポートしています。メールやLINEはもちろん、お電話でお話ししながらのご案内も可能です。
「これで合っているかな?」と不安なときも、どうぞお気軽にご相談ください。
Q. 和室でもモダンな引き戸にできますか?
→ 可能です。最近はアルミフレームやアクリルパネルを使った“和モダン”デザインが人気で、
従来の雰囲気を残しつつ現代的な印象に仕上げることができます。


Q. 引き戸はサイズを測れば、どれでも取り付けできますか?
→一見、サイズさえ合えばどの引き戸でも取り付けられそうですが、実際には、引き戸の種類や戸車の形状・位置によって対応するレールが異なるため注意が必要です。
種類によっては、レールと戸車の相性が合わないこともあります。
和室リフォーム本舗では、レールごとの戸車対応表もご用意していますので、商品をご検討中の方はもちろん、ちょっとしたご質問でもお気軽にご相談ください。
メールはもちろん、フリーダイヤルでもスタッフが丁寧にご対応いたします。
フリーダイヤル:0120-757-530
Q. 襖のレールはそのまま使えますか?
→ 築年数が古いふすまレールは摩耗や形状の違いにより、現代の引き戸には合わないことが多いです。 レールも一緒に交換するのが一般的でとされていますが、費用をかけたくない場合は、敷居底を削られる方もおられます。


参考商品(出典):千吉 敷居作里 ふすま・障子の敷居直しに 鋼付き 袋入り 刃幅 18mm
🔷まとめ
襖から引き戸への交換は、費用や手間はかかるものの、和室の使い勝手や見た目が格段にアップするリフォームです。
「引き戸 計測方法」「ふすま 引き戸」「引き戸用レール」などのポイントを押さえれば、DIYでも挑戦可能。
不安な方は専門業者への相談も視野に入れ、自分に合った方法で快適な和室づくりを目指してみてください。
和室リフォーム本舗では、「襖から引き戸に交換したい」「洋室風にリフォームしたい」という方に向けた商品を多数ご用意しています。
たとえば、押し入れを手軽に洋風化できる《ふすまリフォームドア》や、モダンな雰囲気に仕上がるアルミ製引き戸《アルマジ》など、豊富なカラー・サイズ展開で、お部屋にぴったりの1枚が見つかります。
引き戸リフォームをご検討の際は、ぜひ当店の商品一覧をご覧ください。

