和室を洋室にリフォームすると、生活スタイルに合った快適な住まいに生まれ変わります。
この記事では、和室から洋室へのリフォームに必要な基礎知識として、
- メリット・デメリット
- 費用・工期の目安
- DIYとプロ施工の違い
- よくある失敗と注意点
- リフォーム後のメンテナンス
までを初心者向けにわかりやすく解説します。
和室から洋室へのリフォームは、単なる床材変更だけでなく、暮らしやすさ・安全性・デザイン性を高める大きなチャンスです。
畳の湿気や手入れの手間から解放され、家具の自由度が高まり、生活動線も改善されます。
さらに、防音・断熱・バリアフリー化などを同時に行えば、将来にわたって安心できる住まいに変わります。
出典元:ご自宅の中でよく使う生活空間から 優先 して断熱改修しませんか?(国土交通省 資料)外部ページへ遷移します
この記事で分かる事
- 和室を洋室にリフォームするメリット
- 和室を洋室にリフォームするデメリット
- 費用と工期の目安
- DIYでできることと注意点
- プロに依頼するときのチェックポイント
- よくある失敗と対策
- リフォーム後のメンテナンス
- まとめと商品ページへのご案内
和室を洋室にリフォームするメリット
1. 掃除やお手入れが簡単に
畳をフローリングに変えると、掃除機やモップだけで手軽に掃除可能。
畳の目に溜まりやすいホコリ・ダニも減り、アレルギー対策にも効果的です。
さらに、畳の表替えや裏返しといった定期メンテナンスが不要になり、長期的に見ると維持費も節約できます。
戸車やレールのお手入れの仕方を紹介しております。
関連記事: 引き戸の動きが悪い?レールと戸車のお手入れ方法|誰でもできる簡単メンテナンス術!
2. 家具の配置・模様替えが自由自在
洋室にすることで、
- ソファ・ベッド・デスクなど大きな家具も置きやすい
- ラグやカーペットで季節感を出しやすい
- 襖や障子がなくなり、壁紙やアートで個性的な空間演出が可能
となります。模様替えやインテリアの幅が広がるのは、洋室化の大きな魅力です。
実際に、賃貸マンションのオーナーが和室1部屋を洋室化しただけで入居率が改善した事例もあります。
和室は和風の家具しか置けない印象がありますが、洋室に変えると北欧調・モダン・シンプルなど様々なテイストに対応できます。
3. バリアフリー化に最適
和室は敷居や段差が多く、将来的に転倒リスクや移動の不便さが問題になることもあります。
- 畳からフローリングにリフォーム
- 敷居を撤去して段差解消
- 引き戸の導入で車椅子でもスムーズに移動
これらの工夫により、高齢者や小さなお子さまにも安心な住環境が実現できます。
4. 断熱・防音性能が向上
リフォーム時に断熱材や二重窓を追加すれば、
- 冬は暖かく、夏は涼しい
- エアコン効率が上がり光熱費も節約
- 壁や床を補強することで防音性もアップ
例えば、外気温0℃でも室温を18℃以上に保ちやすくなり、結露防止にも効果的です。
和室を洋室にリフォームするデメリット
1. 初期費用がかかる
6畳で約50~150万円が目安。
フローリング・クロス・建具交換など複数の工事が必要なため、予算計画は必須です。
2. 和の雰囲気が失われる
畳の香りや障子の柔らかい光など、日本家屋ならではの情緒は減少します。
残したい場合は、畳コーナーを一部に残す折衷案もおすすめです。
費用と工期の目安
和室の各種リフォーム費用は、工事内容によっておおよそ次のような幅があります。
工事内容 | 費用の目安 |
畳の新調交換 | 1畳あたり 約9,000~20,000円前後 |
畳をフローリングに変更 | 6畳換算でおおよそ20~50万円程度 |
壁・天井のクロス貼り替え | 6畳相当で 約30,000~60,000円程度 |
押入れ全体をクローゼット化 | 約120,000~200,000円程度 |
工事規模や選ぶ素材によって価格は前後します。
押入れをリフォームする場合は、内部の造作や扉の新調など複数の作業が発生します。主な内訳は次の通りです。
工事項目 | 費用の目安 |
内部仕上げ・枕棚・中段造作 | 約100,000~150,000円 |
ふすまの新調交換 | 1枚あたり 約10,000~20,000円 |
内部仕上げや扉の新調がセットになることが多く、サイズや仕様で変動します。
※例えば、畳をフローリングにするだけでも生活動線が大きく改善されます。押入れをクローゼット化すると、奥行きが浅くなる分だけ収納の取り出しやすさも向上します。
なお、工期の目安としては畳の張り替えやクロス貼り替えなら1日〜2日程度、畳をフローリングに変更する場合は2日〜3日程度が一般的です。押入れをクローゼットにリフォームする場合は3日〜1週間程度かかるケースもあります。工事の規模や下地の状態によって工期は前後するため、事前にしっかり確認しておくことが大切です。
出典元:和室リフォームの費用相場と見積の取り方、安くするコツを解説TOPPAN株式会社(※外部ページへ遷移します)
クローゼット扉だけを交換する場合の費用の参考記事
関連記事: クローゼット扉を交換する費用はいくら?DIYと業者の相場を徹底比較
DIYでできることと注意点
DIYで可能な作業
- 畳の撤去
- クッションフロアや簡易フローリングの施工
- 壁紙・天井クロスの貼り替え
- 建具の塗装・交換(簡易タイプ)
注意点
- 構造に関わる工事はNG(壁撤去・柱抜きなど)
- 電気・水道工事は必ずプロに依頼
- 無理にDIYすると、仕上がり不良やトラブルの原因になります
プロに依頼するときのチェックポイント
- 下地の傷みや湿気対策を必ず確認
- 断熱・防音を追加すると快適性が大幅アップ
- クローゼット化や間仕切り変更も同時施工で効率的
よくある失敗と対策
Q1. リフォーム費用を抑えたら寒くなった…
A: 断熱材や二重窓を省くと、冬に冷えやすくなります。
床下だけでも断熱材を追加すると快適性が改善します。
Q2. 洋室にしたら収納が使いにくい…
A: 奥行きの深い押入れはクローゼット化で改善。
可動棚やハンガーパイプの追加も有効です。
Q3. DIYでやったら床がギシギシする…
A: 下地補強不足が原因です。
床だけプロ施工+壁紙はDIYがおすすめ。
Q4. リフォーム工事中は生活できる?
A: 6畳程度なら生活しながら工事可能ですが、粉塵や騒音に注意。
家具の移動や養生準備が必要です。
Q5. 防音や湿気対策は必要?
A: 可能であれば同時に行うと後悔しません。
湿気が多い部屋は断熱材・換気口・除湿剤を活用しましょう。
リフォーム後のメンテナンス
- フローリングは乾拭き+年1回ワックス
- 壁紙はホコリ払いと中性洗剤で優しく拭く
- クローゼットは定期換気+除湿剤でカビ防止
- 梅雨時期は換気と除湿剤を併用するとカビ防止に効果的です。
季節ごとに換気・清掃を行うことで、美しさと快適性を長く保てます。
まとめと商品ページへのご案内
和室を洋室にリフォームすると、掃除がラクで家具の自由度も上がり、将来的にも安心です。
計画的に進めれば快適な住まいを実現できます。
▼ 扉だけ交換!押入れをクローゼットにリフォームできるアイテム一覧
当店では、DIYで簡単にクローゼット化できる商品を取り扱っています。
