部屋の空間を柔軟に仕切りたいけれど、「圧迫感が出そう」「使いにくくなりそう」と悩んでいませんか?
そんなときにおすすめなのが、引き戸を使った間仕切りです。引き戸なら省スペースで開閉でき、開け閉めの加減で空間の雰囲気や使い方を自由に変えられます。
さらに、近年ではデザイン性の高い引き戸も増えており、おしゃれな空間づくりにもぴったり。この記事では、間仕切りに引き戸を使うメリットや種類、おしゃれに見せるコツ、導入時の注意点までわかりやすく解説します。理想の間取りづくりに役立ててみてください。
和室リフォーム本舗では、和室の押し入れをクローゼットにできる「ふすまリフォームドア」や「アルミ引き戸アルマジ」を販売しています。デザインやカラーが豊富にあるので、ぜひご覧ください。
間仕切りに引き戸がおすすめな理由
間仕切りに引き戸がおすすめな理由を紹介します。
省スペースで開閉できるから狭い空間でも使いやすい
引き戸は扉を横にスライドさせて開閉するため、一般的な開き戸と違って開閉時のスペースが不要です。

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そのため、廊下やリビングの一角など、限られたスペースでも使いやすく、省スペースで間仕切りをしたいときに最適な選択肢です。家具の配置にも影響しにくいため、レイアウトの自由度も高まります。
開け閉めで空間の使い方を自由に変えられる
引き戸を間仕切りとして使えば、必要に応じて空間を仕切ったり開放したりと、柔軟な使い方ができます。
来客時には個室として仕切り、普段は開放して広々と使うなど、生活スタイルに合わせた空間のアレンジが可能になります。
デザイン性の高い商品が多い
最近では、素材や色、デザインが豊富な引き戸が多く販売されており、間仕切りとしての機能だけでなく、インテリアのアクセントとしても活用できます。
シンプルモダンや和風、ナチュラルテイストなど、好みに合わせた引き戸を選ぶことで、おしゃれな空間演出が可能になります。
間仕切り引き戸の種類と特徴
間仕切り引き戸の種類を紹介します。
上吊り引き戸(吊り戸)
弊社では販売していませんが、レールが天井側にある「上吊りタイプ」は、床にレールがないため、床がフラットに保たれ、掃除がしやすいのが特長です。
足元に段差ができないため、バリアフリー対応の住宅や病院にも適しています。 ただし、天井への強度確保や下地の補強が必要になることがあります。

下レール引き戸
床にレールを設置して戸を滑らせるタイプで、施工が比較的簡単でコストも抑えられる点が魅力です。レールの種類は戸車の車輪(V型・Y型・T型・丸型・平型)に応じたレールがあります。
引き戸の動きが安定しているため、重めの戸でもスムーズに開閉できます。ただし、レール部分にほこりが溜まりやすく、そのほこりが戸車に入り込むと動きが悪くなることがあります。
そのため、掃除の際にはレール部分にも注意してお手入れすることをおすすめします。

アウトセット引き戸
壁の表面にレールを取り付けて引き戸をスライドさせる「アウトセットタイプ」は、強度のある壁であれば後付けが可能なため、リフォームにも適した仕様です。
設置後も既存のドア枠のデザインをそのまま活かすことができ、開き戸から引き戸へのスムーズな変更が可能な点も支持されています。
現在は商品ページへの掲載はしておりませんが、お手配は可能です。ご希望の際は、お気軽にお問い合わせください。
※構造上の特性から、設置には一定の技術が必要です。プロの施工業者さまや、DIYに慣れた方におすすめしております。

引き戸の間仕切りをおしゃれに見せるコツ
引き戸の間仕切りをおしゃれに見せるコツを紹介します。
建具の色・素材を部屋のテイストに合わせる
引き戸の色や素材を、フローリングや家具、壁紙などのインテリアと調和させることで、空間全体に統一感が生まれ、おしゃれな印象になります。
ナチュラルな木目調で温かみを出したり、ホワイトで明るさを出したりと、好みに合わせて選ぶのがポイントです。
“あえての配色”でセンスある和室に
空間に印象的なコントラストを加えたい方には、あえて異なる色を選ぶのもおすすめです。
たとえば、壁やフローリングが白で統一されたお部屋にダークカラーを取り入れることで、アクセントになり、空間全体が引き締まった印象になります。
窓付き引き戸で“抜け感”と明るさを演出
全面が板材で覆われた引き戸は圧迫感を与えやすいですが、樹脂パネルなどを取り入れた窓付きデザインを選べば、光を通しながら空間のつながりも感じられます。
小窓タイプなら目線を遮りつつ、明るさを確保できます。
取っ手・レールなど細部にこだわると高級感UP
引き戸本体だけでなく、取っ手やレール、戸当たりのデザインにこだわることで、ぐっと高級感が増します。
たとえば、ブラックやゴールドの金具を選ぶと、モダンで洗練された印象に。細部の仕上げまで意識すると、ワンランク上の空間づくりができます。
間仕切り引き戸を導入する際の注意点
間仕切り引き戸を導入する際の注意点を紹介します。
遮音性・断熱性は完全ではないことを理解する
引き戸は便利な間仕切りですが、開き戸と比べると気密性に劣るため、音や空気が漏れやすいというデメリットがあります。
プライバシーや防音が気になる場合は、遮音性の高い素材やパッキン付きタイプの引き戸を選ぶのがおすすめです。また、より手軽な対策としては、隙間テープを貼ることで音漏れや隙間風の軽減にもつながります。
床・天井の傾きや梁の干渉に注意する
引き戸を設置するには、レールの位置や壁・天井の状態に注意が必要です。
特に築年数の古い住宅では、床や天井の傾き、梁や柱の位置が引き戸の開閉を妨げることもあります。設置前にしっかりと下地や構造を確認しましょう。市販の下地センサーを活用すれば、壁内の下地位置を手軽に確認することができます。
まとめ
間仕切りとして引き戸を活用することで、空間を柔軟に仕切りながらも、おしゃれで使い勝手の良い住まいを実現できます。
引き戸には、床レール不要で間仕切りできる上吊りタイプ・後付けでも間仕切りできる下レール・開き扉があった場所を引き戸として利用できるアウトセットタイプなどさまざまな種類があります。
目的や設置場所に合った種類を選び、デザインにもこだわることで、機能性とインテリア性を両立した快適な空間づくりが可能です。
導入時の注意点も踏まえたうえで、理想の暮らしに合った引き戸間仕切りを取り入れてみてください。
和室リフォーム本舗では、和室の押し入れをクローゼットにできる「ふすまリフォームドア」や「アルミ引き戸アルマジ」を販売しています。デザインやカラーが豊富にあるので、ぜひご覧ください。

