「障子の張替えって、実際いくらかかる?」
「業者に頼んだ方がいい?自分でできる?」
そんなお悩みにお応えするため、この記事では「障子を張替える時の値段」の相場や選び方を詳しくご紹介します。紙の種類や施工方法による価格の違いから、そもそも障子本体を交換するという方法まで、幅広く解説します。
関連ガイド:
✅
木製障子でモダンに暮らす|おしゃれな洋室コーデ実例も紹介

和室リフォーム本舗、太田と申します。
建具業界に入って15年以上。
今はWEBやブログまわりを担当しています。
紙好きが高じて、襖紙の見分けにも自信あり。
実はフグ調理師免許も持ってます🐡
目次
張替え方法による費用の違いと特徴

まず押さえておきたいのは、「張替えにかける費用」は目的次第で大きく異なるということ。
以下のようなケースに分けて考えると、自分に合った方法が見つけやすくなります。
「とにかく安く済ませたい」方には
■DIYで費用を抑えたい方に|普通紙での張替え
昔ながらの和紙タイプで、ホームセンターなどでも安価に手に入ります。
1枚あたり500〜1,000円程度とお手頃ですが、破れやすいため1〜2年ごとの張替えが必要です。
ただ、障子の桟にテープやのりで貼るだけなので、慣れれば手早く仕上げることも可能です。
✅ 向いている方:できるだけ安く・手間をかけてもOKという方
「ある程度長持ちさせたい、でも費用は抑えたい」方には
■DIYでも丈夫に仕上げたい方に|強化紙(タフトップ)で張替え
見た目は普通の障子紙とほぼ変わりませんが、障子紙の約5倍の強度です。
費用は1枚800〜1,500円ほどですが、2〜3年、丁寧にお使いいただいた場合それ以上持つためコストパフォーマンスのバランスが優秀です。
✅ 向いている方:DIYに挑戦したい・多少費用がかかっても長持ちさせたい
障子紙の約5倍の破裂強度
子どものいたずらにも安心、でんぷん糊で施工。
張替えも簡単。
✅ 主典元:タフトップ障子紙ワーロン ※外部ページへ遷移します。
「自分ではやらず、きれいに仕上げたい」方には
■プロに任せてきれいに仕上げたい方に|業者+強化紙または普通紙
業者により異なりますが、障子1枚あたりの工賃2,000〜4,500円ほどで、プロがきれいに貼ってくれます。
特に枚数が多い場合や来客が多いご家庭、旅館や民泊施設などでは、仕上がりの美しさが安心です。
強化紙を選べば、仕上がりと耐久性の両立も可能です。
✅ 向いている方:時間をかけたくない・きれいに仕上げたい・プロ品質が必要
「頻繁に障子を張替えたくない」「5年以上はもたせたい」方には
■張替え頻度を減らしたい方に|業者+高耐久紙で長持ち
高耐久紙は、樹脂やポリエステルなどでできており、水・湿気・紫外線にも非常に強いのが特徴。価格高めですが、5年以上張替え不要のものもあります。(使い方によってはそれ以上長持ちします。)
✅ 向いている方:リフォーム感覚で見た目を一新したい・張替えの手間減らしたい方。
■障子の桟ごと交換したい方に|本体ごとのリフォーム
紙の張替え頻度を大幅に減らせる構造もあり、見た目も一新・耐久性も◎
特に、洋室にも合うモダンなデザインの障子を探している方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
特に、洋室にも合うモダンなデザインの障子を探している方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
✅ 関連記事:https://www.wasitu-reform-pro.com/blog/shoji-modern-room/
よくある質問(FAQ)
Q. 強化紙と普通紙は見た目で違いがありますか?
A. ほとんどありません。ぱっと見では気づかない程度ですが、強化紙は厚みがあり、破れにくいです。
Q. 高耐久紙はホームセンターでも買えますか?
A. 一部取り扱いはありますが、種類が限られるためネット購入や業者利用が一般的です。
ホームワーロン(ノリで貼れるタイプ)とワーロン(専用ボンド・専用両面テープで貼るタイプ)がありますので、ご希望に合った方法で貼ってください。
何度でも張り替えたい場合は、ノリで貼るタイプのホームワーロンの方がオススメです。
●ホームワーロン(紙+樹脂+紙 樹脂を紙で挟んだもの)
PET樹脂の両面に和紙をラミネート。和紙の美しさはそのままに、耐久性や防炎性にも優れ、様々な空間でご利用頂けるインテリア素材
出典元:ホームワーロンワーロン※外部ページへ遷移します。
●ワーロン(樹脂+紙+樹脂 紙を樹脂で挟んだもの)
和紙の両面にPET樹脂をラミネート。
衝撃に強く丈夫な美しい障子紙。
出典元:ワーロン ベーシックシリーズワーロン※外部ページへ遷移します。
Q. 張替えではなく、本体ごと替えるメリットは?
A. 桟(さん)の割れや変色などがある場合、張替えでは対応しきれず、補修も難しくなります。
そんなときは、障子本体ごと新しいものに交換するのがおすすめです。
最近は、モダンでおしゃれなデザインの障子も登場しており、見た目も機能性も大きく向上します。
障子紙を張り替える?それとも障子ごとリフレッシュ?
「障子は張り替えるもの」と思い込んでいませんか?
実は、障子の桟ごと新しいものに取り替えるという方法もあるんです。
障子紙を張り替える?それとも枠ごと交換してもっと快適に?
「障子は張り替えて使い続けるもの」と思いがちですが、
実は、障子の本体ごと新しいものに交換するという方法もあります。
枠の破損や経年劣化が進んでいる場合は、張替えよりも本体ごとの交換が効果的です。
最近では、デザイン性や機能性に優れた障子も多く、以下のようなメリットがあります。
✅ デザインが一新されて、お部屋の印象がアップ
✅ 断熱性や耐久性など、性能面でも優秀
ライフスタイルやお部屋の状態に合わせて、張替えか交換かを見直すタイミングかもしれません。
関連記事
\当店ではこちらの障子をご用意しています/
✅【木製障子】

✅【アルミ障子】

まとめ|張替えか本体交換か、最適な方法を選ぼう
障子の張替えには多くの選択肢がありますが、ポイントは以下の通りです。
- 費用を抑えるならDIY+普通紙
- コスパと耐久性を求めるならDIY+強化紙
- 仕上がり・手間削減を重視するなら業者依頼+強化紙または高耐久紙
- 今後の手間を省きたいなら、障子本体の交換もおすすめ
張替え方法ごとの比較まとめ
目的 | 方法 | 使用する素材 | 特徴・おすすめ理由 | 目安価格(1枚あたり・税別/送料別) |
---|---|---|---|---|
安さ重視 | DIY | 普通紙 | 最安値。とにかくコストを抑えたい人向け。 | 約1,000〜1,500円 |
コスパと耐久のバランス重視 | DIY | 強化紙(タフトップ) | 破れにくく長持ち。子どもやペットがいる家庭に人気。 | 約1,500〜2,500円 |
手間なく・仕上がりも重視 | 業者 | 普通紙 or 強化紙 | 自分で貼るのが難しい方、きれいに仕上げたい方向け。 | 約3,500〜6,000円 |
張替え頻度を減らしたい | 業者 | 高耐久紙(プラスチック系) | 湿気や日差しに強く、5年以上もつタイプも。 | 約5,000〜7,500円 |
丈夫な障子に変えたい | 本体交換 | アルミ障子・木製障子 | 張替え頻度を大幅に減らせる。※見た目も一新、耐久性◎ ※通常の障子よりも耐久性が高いものをお選びいただくと、張替えの回数を減らせますが、完全に不要になるわけではありません。 | 約20,000〜40,000円 ※サイズにより異なる |
※すべて目安価格であり、サイズや仕様によって変動します。送料・施工費別途。
※「本体交換」後も数年ごとに障子紙の張替えは必要です(ただし高耐久紙であれば頻度は低下)。
ライフスタイルや部屋の用途に合わせて、あなたにぴったりの方法を選んでみてください。