和室にある床の間。
「あるけれど、うまく使えていない」、そんな方も多いのではないでしょうか。
掛け軸や生け花を飾る場所として設けられた床の間も、暮らし方が変わった今では使い道に悩みやすい空間のひとつです。その結果、「とりあえず物を置く場所」になってしまうケースも少なくありません。
とはいえ、床の間は工夫次第で暮らしに役立つスペースへと生まれ変わります。ディスプレイスペース、収納、ワークスペースなど、リフォームによって活用の幅は大きく広がります。
この記事では、床の間をおしゃれにリフォームするための活用アイデアや費用の目安、後悔しないための注意点をわかりやすくまとめました。
「うちの床の間、どう使えばいい?」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
和室リフォーム本舗の太田です。建具業界に15年以上携わり、現在はWEBやブログを担当しています。紙好きで襖紙の知識には自信あり。 当社は創業昭和21年(1946年)。自社工場からメーカー直販で、全国へ建具をお届けしています。
目次
2-1. ディスプレイスペースとして活かす
2-2. 収納スペースとして取り込む
2-3. ワークスペース・書斎として使う
2-4. 仏間・和の要素として再設計する
2-5. 「ヌック」として活用する
2-6. トイレ・ミニキッチンに転用する
2-7. 撤去して部屋を広くする
3-1. 床の間リフォームの費用相場
3-2. 費用アップにつながる要因
4-1. 段差処理と床の高さに注意
4-2. 部屋全体とのバランスを考慮
4-3. 将来的な使い方を想定して計画
床の間が「もったいない空間」になっていませんか?

床の間は、和室の中でも少し特別な存在です。しかし現代の暮らしでは、その「特別さ」が逆に使いにくさにつながることもあります。
「何を置くのが正解かわからない」
「中途半端に段差があり、日常的に使いづらい」
結果として、物置のような扱いになってしまうケースも少なくありません。
一方で、床の間はあらかじめ区切られた空間であるため、リフォームの方向性を決めやすい場所でもあります。「和室を丸ごと変えるのは大変だけれど、一部だけなら手を入れやすい」と考える方も多いでしょう。
床の間をどう活かすか。その選択ひとつで、和室の印象や使い勝手は大きく変わります。
床の間をおしゃれにリフォーム!活用アイデア7選
床の間は、少しの工夫で暮らしに役立つスペースへと変えられます。
ここでは、実用性とおしゃれさを両立できる活用アイデアを紹介します。
ディスプレイスペースとして活かす

床の間本来の役割を、今の暮らしに合う形で活かす方法です。
掛け軸に限らず、アートパネルや写真、観葉植物などを飾れば、空間のアクセントになります。間接照明を組み合わせれば、より洗練された印象に。
飾るものを厳選し、余白を意識することがポイントです。
「床の間まわりの障子・フスマをインテリアに合わせて変えたい」という方は、気軽に注文・交換できる多彩なオーダー建具もチェックしてみてくださいね。
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収納スペースとして取り込む

床の間を収納として活用するケースも増えています。
棚板や可動収納を設ければ、日用品や書類、趣味の道具などをすっきり収納できます。引き戸や建具を設ければ、生活感を隠せる点もメリット。
和室を多目的に使いたい場合に向いている活用方法です。
ワークスペース・書斎として使う

在宅ワークの広がりとともに注目されているのが、床の間をワークスペースとして使うリフォーム。
カウンターと照明、コンセントを整えることで、コンパクトながら集中しやすい空間になります。和室ならではの落ち着いた雰囲気は、仕事や読書との相性も良好。
使われていなかった床の間が、日常的に活躍する場所へと変わります。
仏間・和の要素として再設計する

床の間を、仏壇を納める仏間として整え直す方法もあります。
既存の床の間を活かしつつ、サイズ調整や建具の追加を行うことで、違和感のない仕上がりに。
将来的な使い方も見据え、扉付きにするなどの工夫を取り入れると安心です。
「ヌック」として活用する

床の間の奥行きを活かし、小さな居場所として使う方法です。(ヌックとは、家の中につくる「こぢんまりとした居心地のよいスペース」のこと)
座って読書をしたり、子どもの遊び場にしたりと、用途はさまざま。

心地よいソファやクッション、あたたかみのある照明を取り入れると、落ち着きのある空間に仕上がります。
トイレ・ミニキッチンに転用する

条件が合えば、床の間をトイレやミニキッチンに転用することも可能です。
これは、和室を高齢者の居室として使う場合によく検討される活用方法のひとつです。寝起きや身支度の動線を短くできるため、移動の負担を減らしたいケースに向いています。
将来的な介助や見守りも見据え、「居室内でできることを増やしたい」と考える場面で選ばれることがあります。
介護向けの改修であれば補助金や給付金受けられる場合もあるため、チェックしてみましょう。
撤去して部屋を広くする

床の間をあえて撤去し、部屋全体を広く使う方法もあります。
段差を解消してフラットな空間にすれば、家具配置や用途の自由度が高まります。
和室を洋室感覚で使いたい方におすすめの選択肢です。
床の間リフォームの費用相場と内訳

床の間リフォームの費用は、内容や方法によって大きく変わります。
目安となる金額と、費用に差が出やすいポイントを押さえておきましょう。
床の間リフォームの費用相場
床の間リフォームの費用は、内容によって幅があります。
- ディスプレイ用の仕上げ変更:5〜15万円程度
- 収納への変更:10〜30万円程度
- カウンター設置・書斎化:15〜40万円程度
- 撤去・段差解消:10〜25万円程度
工事範囲が限定的な分、大規模リフォームよりコストを抑えやすい傾向があります。
費用アップにつながる要因
床の間リフォームで費用が上がりやすいのは、下地の補修や電気配線・給排水配管の調整が必要になる場合です。
特に、段差の解消や床の高さ変更を伴う場合は、見た目以上に手間がかかることがあります。
また、収納やカウンターを造作でつくる場合や、特注サイズの建具を採用する場合も、材料費・加工費が加算されやすくなります。既製品で対応できるかどうかによって、費用差が出るケースも多いものです。
希望内容や現地の状況により費用差が生まれやすいため、リフォーム会社へ相談して見積もりをチェックしてみましょう。複数社を比較すると、適正価格が把握しやすくなります。
床の間リフォームで後悔しないための注意点

大切な床の間をリフォームするからには、失敗や後悔はできる限り避けたいところ。
ここからは、事前に知っておきたい注意点を紹介します。
段差処理と床の高さに注意
床の間には一段高い段差が設けられていることが多く、リフォームの際にはこの高さをどう扱うかがポイントになります。
段差を残せば空間の区切りとして活かせますが、収納やワークスペースとして使う場合は出入りのしやすさが課題になることもあります。一方、床をフラットにすると使い勝手は向上するものの、和室らしい雰囲気が変わる場合も。
見た目と使いやすさのバランスを考え、用途に合った高さを選びましょう。
部屋全体とのバランスを考慮
床の間だけをおしゃれに仕上げても、和室全体と調和していなければ違和感が生じます。
壁や天井、畳の色味とのバランスが取れていないと、床の間だけが浮いて見える原因に。
床の間をリフォームする際は、和風・和モダン・洋風寄りなど、部屋全体のテイストを明確にして統一感を図ることも大切です。
床の間を「主役」にするのか、「さりげない存在」にするのかを考えながら計画すると、まとまりのある空間に仕上がります。
将来的な使い方を想定して計画
床の間リフォームでは、今の使い方だけでなく、将来の暮らしも見据えておくことが大切です。
家族構成の変化や生活スタイルの変化によって、求められる役割が変わることもあります。
用途を限定しすぎず、収納・飾り・作業などに柔軟に対応できるつくりにしておくと、後悔しにくくなります。「今だけ」で決めない視点が、長く満足できる床の間リフォームにつながります。
床の間リフォームに関するよくある質問(FAQ)
まとめ|使われていない床の間を有効活用しよう!

床の間は使い方を工夫することで、和室全体の快適さにつながります。
その活かし方はさまざまで、飾る・収納にする・ワークスペースにするなど、暮らし方に合わせて選べます。
今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ床の間の活用方法を見直してみてくださいね。
和室リフォーム本舗では、フスマや障子、室内ドアなどの建具を全国にお届けしており、DIYやセルフリフォームで和室をもっと快適にするためのアイテム選びをサポートしています。
床の間まわりの建具交換や雰囲気チェンジをご検討の際は、ぜひアイテム選びの参考にしてくださいね。
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