和室の押入れをクローゼットにリフォームしたいけれど、「費用はいくらかかる?」「DIYでもできる?」「どんな仕上がりになるの?」と迷っていませんか。
押入れは奥行きが深く、布団の収納には適している一方で、洋服や日用品を収納するには使いにくいと感じる方も多いスペースです。見た目の古さや出し入れのしづらさに悩み、クローゼット化を検討するケースも増えています。
この記事では、押入れをクローゼットにリフォームする際の費用相場やDIYでできる範囲、具体的な方法や事例、失敗しないためのポイントまでわかりやすく解説します。
「押入れのスペースをもっと活かしたい!」とお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
事例① アッシュカラーの折れ戸で統一感のあるクローゼットに
事例② 3枚引き違いの襖を折れ戸に変更し、開口部を広く確保
事例③ 床の間を収納スペースに転用し、空間を有効活用
和室リフォーム本舗の太田です。建具業界に15年以上携わり、現在はWEBやブログを担当しています。紙好きで襖紙の知識には自信あり。 当社は創業昭和21年(1946年)。自社工場からメーカー直販で、全国へ建具をお届けしています。
押入れをクローゼットにリフォームする費用相場

押入れをクローゼットにリフォームする際の費用は、どこまで手を加えるかによって異なります。
「扉だけ交換するのか」「内部まで作り変えるのか」によって、数万円〜数十万円と幅があるため、まずは全体の目安を把握しておきましょう。
| 工事内容 | 費用目安 | 特徴 |
| 扉交換のみ | 約3〜10万円 | 手軽に見た目を改善できる |
| 内部造作(棚・ハンガーパイプ) | 約5〜15万円 | 収納力・使いやすさが向上 |
| 全面リフォーム(内装含む) | 約15〜40万円 | 洋室仕様のクローゼットに変更 |
それぞれの内容について、詳しくみていきます。
扉交換のみのリフォーム費用
最も手軽に行えるのが、襖をクローゼット扉に交換する方法です。既存の枠を活かして取り付けるタイプであれば、比較的低コストで施工できます。
費用の目安は、3〜10万円程度。
DIY対応の商品も多く、工具があれば自分で取り付けられるケースもあります。
見た目の印象が大きく変わるだけでなく、開閉のしやすさも向上するため、まずはここから検討する方も多いリフォームです。
施工前に知っておきたい:
✅
後付けクローゼットで押入れを劇的リフォーム│ふすまミゾを活かしてDIY!
内部造作(棚・ハンガーパイプ設置)の費用
押入れの中にハンガーパイプや可動棚を設置して、洋服収納として使いやすくする方法です。
費用の目安は、5〜15万円程度。
既存の中段を活かすか、撤去してレイアウトを変更するかによっても金額は変わります。
「服を掛けたい」「収納を整理したい」といった場合は、扉交換とあわせて検討すると、より使い勝手のよいクローゼットになります。

全面リフォーム(内装含む)の費用
押入れ内部の構造や内装まで含めてつくり替える場合は、本格的なリフォームになります。
費用の目安は、15〜40万円程度。
壁・床の仕上げを変更したり、収納スペースを一から設計したりすることで、一般的なクローゼットと同じような使い方が可能になります。
将来的な使い勝手まで考えてしっかり整えたい方や、和室全体を洋室寄りにしたい場合に選ばれる方法です。
和室の押入れをクローゼットにリフォームする方法【DIY・業者別】
「押入れを簡単にクローゼット化したい」と考える方には、DIYでのリフォームもおすすめです。
ただし、すべての作業を自分で行えるわけではないため、「どこまで自分でできるか」「どこから業者に頼むべきか」を把握しておくのが大切です。
ここでは、DIYと業者それぞれの方法について解説します。
DIYでできるリフォーム
比較的手軽に行えるのは、以下のようなリフォームです。
- 襖をクローゼット扉に交換する
- 突っ張り式のハンガーパイプを設置する
- 収納ケースや棚を活用して整理する
既存の枠や構造を活かす範囲であれば、大がかりな工事を伴わずにクローゼットとして使えるようになります。
特に扉交換は見た目の変化が大きく、空間全体の印象を手軽に変えられるため、DIYの中でも人気の高い方法です。
「和室リフォーム本舗」では、押入れの襖交換にぴったりなDIY向けの建具を各種ご用意しています。
引き戸タイプなら「ふすまリフォームドア」、見せる収納にしたい場合は同じく引き戸タイプの「アルマジ」がおすすめです。折れ戸タイプをご希望の場合は、「押入リフォームクローゼット」が適しています。いずれも、今ある襖枠やドア枠をそのまま使って簡単に設置できます。

業者に依頼すべきリフォーム
以下のような内容は、リフォーム会社や工務店など、専門の業者に依頼するのが安心です。
- 押入れ内部の解体(中段の取り外しなど)や下地の補修
- 枠の交換や開口部の拡張
- 壁や床の仕上げ変更
これらは構造に関わる作業も多く、DIYで行うと仕上がりや安全性に影響が出る可能性があります。
仕上がりの質や長期的な使いやすさを重視する場合は、無理をせず業者に相談しましょう。
賃貸でもできるクローゼット化の方法
賃貸住宅の場合は、原状回復が前提となるため、大がかりな工事は難しいケースがほとんどです。
具体的には、以下のような方法が現実的です。
- 突っ張り式のハンガーパイプや収納ラックを設置する
- 襖を洋風デザインの引き戸に交換する(原状回復可能な範囲で)
- 襖を外し、突っ張り棒+カーテンやロールスクリーンで目隠しする
建具の交換のみであれば、元の襖を保管して退去時に戻せば問題のないケースが大半です。ただし、ビス固定が必要な製品や枠の加工を伴う場合は、原状回復が難しくなるため避けましょう。
無理に本格的なリフォームを行うのではなく、「今の状態を活かしながら使いやすくする」視点で考えるのが、賃貸でのクローゼット化のポイントです。
和室クローゼットをおしゃれに見せるコツ
和室の押入れをクローゼットとして使う場合、少し工夫するだけで見た目の印象は変わります。ここでは、取り入れやすいポイントを紹介します。
インテリアに合わせて色を選ぶ
扉や収納の色味を部屋のインテリアに合わせると、空間全体に統一感が生まれます。ホワイトや木目調を選べば、ナチュラルや北欧テイストとも相性がよく、やわらかい印象にまとまります。
一方で、あえて濃い色を取り入れてアクセントにする方法も効果的です。例えば、壁や床が明るい色で統一されている場合、ダークカラーの扉を選ぶと空間が引き締まり、メリハリのある印象になります。
収納アイテムを揃えて見た目を整える
クローゼットは扉を開けたときの印象も大切です。収納ボックスやハンガーの色や素材を揃えるだけでも、すっきりとした印象になります。
例えば、同じシリーズの収納ケースで統一したり、ハンガーの色を白や黒で揃えたりすると、雑多な印象を抑えられます。見せる収納にする場合は、「色数を増やしすぎない」ことがポイントです。
和室にクローゼットを設置した事例3選
押入れをクローゼットにリフォームすると、実際にどのような仕上がりになるのか気になる方も多いでしょう。
ここでは、実際に和室リフォーム本舗「押入リフォームクローゼット」を使ったリフォーム事例を3つご紹介します。
事例① アッシュカラーの折れ戸で統一感のあるクローゼットに

和室の押入れに、アッシュカラーの木目調の折れ戸を採用したリフォーム事例です。天袋部分も同系色の引き違い戸に変更し、空間全体に統一感が生まれています。
もともとの襖からクローゼット扉へ変更することで、見た目がすっきりと整い、和室でありながらも現代的な印象に仕上がりました。
事例② 3枚引き違いの襖を折れ戸に変更し、開口部を広く確保
3枚引き違いの襖から、ホワイトカラーの木目調折れ戸へリフォームした事例です。
従来の引き違い戸は開けられる範囲が限られていましたが、折れ戸に変更することで開口部が大きく広がり、収納内部が見渡しやすくなりました。衣類や収納ケースの出し入れもしやすくなり、使い勝手が大きく向上しています。
また、ホワイト系の木目カラーを選ぶことで、空間全体が明るくなり、和室でありながらすっきりとした印象に仕上がっています。
事例③ 床の間を収納スペースに転用し、空間を有効活用

床の間スペースにクローゼット扉を設置し、収納として活用したリフォーム事例です。
床の間は実用的なスペースではないため、実際には活用しきれていないケースもよく見られます。この事例では収納に転用することで、無駄なく使える空間へと変えました。
コンパクトなスペースでありながら、扉を設けて生活感を抑えつつ、すっきりとした印象に仕上がっている点もポイントです。
押入れをクローゼットにリフォームするメリット・デメリット
押入れのクローゼット化には多くのメリットがありますが、一方で注意しておきたいポイントもあります。
ここでは、リフォーム前に知っておきたいメリット・デメリットを紹介します。
メリット(使いやすさ・見た目)
押入れをクローゼットにリフォームする最大のメリットは、収納の使いやすさが大きく向上する点です。
押入れは奥行きが深く、布団収納には適している一方で、洋服の収納には不向きです。クローゼット化すれば、ハンガー収納がしやすくなり、日常的に使うものを取り出しやすくなります。
また、扉のデザインを変えると、部屋全体の印象もすっきりと整います。白や木目調などのカラーを取り入れれば、和室でも違和感のない落ち着いた空間を演出できます。
デメリット(奥行き・湿気など)
一方で、押入れ特有の構造によって使いにくさを感じる場合もあります。
例えば、押入れは奥行きが深いため、収納の仕方によっては奥のスペースが使いにくくなりがちです。うまく活用できず、デッドスペースになってしまうケースもよく見られます。
また、押入れは湿気がこもりやすく、通気性が十分でない場合はカビの発生源になってしまいます。リフォーム後も、換気や除湿対策を意識するのが大切です。
これらのデメリットは、あらかじめ対策を考えておけば十分に解消できます。次の章で、具体的なポイントを確認していきましょう。
押入れをクローゼットにする際の注意点と失敗しないポイント
押入れをクローゼットにリフォームする際は、見た目だけでなく「使いやすさ」や「長く快適に使えるか」を意識しましょう。
ここでは、よくある失敗を防ぐためのポイントを紹介します。
押入れとクローゼットの奥行きの違いに注意する
押入れは一般的に奥行きが約80〜90cmと深く、クローゼット(約60cm前後)に比べてスペースに余裕があります。
一見メリットのように思えますが、そのままハンガー収納として使うと奥側が使いにくくなり、デッドスペースになりやすい点に注意が必要です。
対策としては、以下のような方法があります。
- 手前をハンガー、奥を収納ボックスに分ける
- ハンガーパイプを2列に設置する
- 可動棚を設けて奥行きを調整する
奥行きをうまく活かせるかどうかが、使いやすさを左右するポイントになります。
扉の開閉スペースを確保する
クローゼット扉は種類によって開き方が異なるため、設置スペースとの相性を事前に確認しましょう。
特に折れ戸や開き戸は、扉を開く際に前方にスペースが必要です。ベッドや家具が近くにあると、開閉時に干渉してしまうこともあります。
一方で、引き戸は前方のスペースを取らないため、狭い部屋でも設置しやすいのが特徴です。
設置場所や家具配置を踏まえ、無理なく使える扉タイプを選びましょう。
用途に合った扉の種類を選ぶ
クローゼット扉には主に「引き戸」「折れ戸」「開き戸」の3種類があります。それぞれ特徴が異なるため、使い方に合わせて選ぶことが重要です。
- 引き戸:省スペースで設置しやすい
- 折れ戸:開口部が広く、収納内部が見やすい
- 開き戸:シンプルで気密性が高い
例えば、「部屋が狭い」「家具が近い」場合は引き戸、「収納全体を見渡したい」場合は折れ戸が適しています。
見た目だけでなく、日常の使い勝手をイメージしながら選ぶのが失敗を防ぐポイントです。
湿気・カビ対策を忘れない
押入れはもともと通気性が低く、湿気がこもりやすい構造になっています。
クローゼットとして使う場合も、対策をしないとカビやニオイの原因になることがあります。
具体的には、以下のような対策がおすすめです。
- 除湿剤や調湿材を設置する
- 定期的に扉を開けて換気する
- 通気口(ガラリ)付きの扉を選ぶ
リフォーム後も快適に使い続けるために、湿気対策は必ず意識しておきましょう。
【Q&A】押入れからクローゼットへのリフォームに関するよくある質問
Q:押入れをクローゼットにリフォームする相場はいくらですか?
A:リフォーム内容によって異なりますが、扉交換のみであれば3〜10万円、内部造作を含む場合は5万〜15万円、全面リフォームの場合は15〜40万円程度が目安です。
どこまで手を加えるかによって費用は大きく変わるため、目的に応じて検討しましょう。
Q:押入れをクローゼットにリフォームするには何日くらいかかりますか?
A:工事内容によって異なりますが、扉交換のみであれば半日〜1日程度で完了するケースが一般的です。
内部造作や内装を含む場合は、数日〜1週間程度かかることもあります。事前にスケジュールを確認しておくと安心です。
Q:押入れからクローゼットにリフォームするメリットは?
A:主なメリットは、収納の使いやすさが向上する点です。
ハンガー収納がしやすくなり、日常的に使う衣類や小物を取り出しやすくなります。また、扉のデザインを変えることで、部屋全体の印象もすっきりと整います。
まとめ|押入れをクローゼットにリフォームすれば、使いやすさと見た目が大きく変わる
和室の押入れをクローゼットにリフォームすると、収納力・使い勝手・見た目のすべてが大きく向上します。扉のデザインや収納アイテムにこだわれば、和室の雰囲気を保ちながら、今どきのおしゃれな空間にアップデートできます。
使い勝手とデザイン性を両立した和室リフォームに、ぜひ挑戦してみてください。
和室リフォーム本舗では、DIYで和室の押入れをクローゼットにリフォームできる「押入リフォームクローゼット」を販売しています。
和室にもクローゼットを設置したいとお考えの方は、ぜひチェックしてください。

