西向きの部屋は、夏になると「夕方まで部屋が暑い」「エアコンが効きにくい」「西日がまぶしくて過ごしづらい」と感じることも多いでしょう。
西日対策には、外付けシェード・遮熱フィルム・遮熱カーテンなどさまざまな方法がありますが、それぞれ効果や使い勝手は異なります。
この記事では、西日対策におすすめの方法を比較しながら、それぞれの特徴や選び方を解説します。西日でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
この記事を書いている人
和室リフォーム本舗の太田明子です。建具業界に15年以上携わり、現在はWEBやブログを担当しています。紙好きで襖紙の知識には自信あり。 当社は創業昭和21年(1946年)。自社工場からメーカー直販で、全国へ建具をお届けしています。
まずは知っておきたい!西日対策の基本
西日対策は、単に窓を覆えばよいというものではありません。対策する場所や方法によって、暑さの軽減効果や部屋の明るさは大きく変わります。
まずは、西日で室内が暑くなる理由と、効果的な対策の考え方を確認しましょう。
西日が部屋を暑くする理由
西日は日中よりも太陽の位置が低くなるため、窓から室内へ直接日差しが入りやすくなります。床や壁、家具などが熱を蓄えることで、夕方以降も室温が下がりにくくなるのが特徴です。
さらに、ガラスを通過した熱は室内にこもりやすく、エアコンの効きが悪く感じる原因にもなります。そのため、西日対策では日差しだけでなく、熱の侵入を抑えるのが重要です。
西日対策は外側・内側どちらがいい?
西日対策は、窓の外側で日差しを遮る方法が最も効果的とされています。日射熱が窓ガラスに当たる前に遮ることで、室内へ伝わる熱を大幅に減らせるのです。
一方、室内に設置するカーテン・ロールスクリーン・障子などは、暑さをやわらげるだけでなく、まぶしさの軽減やプライバシー確保にも役立ちます。
住まいの環境や賃貸・持ち家などの条件に合わせて、外側と内側の対策を組み合わせれば、より快適な空間づくりにつながります。
【比較表】窓の西日対策おすすめ7選
西日対策には、屋外・屋内それぞれにさまざまな方法があります。暑さ対策を最優先するのか、部屋の明るさや見た目を重視するのかによって、適した方法は異なります。
まずは、それぞれの特徴を比較してみましょう。
| 対策 | 暑さ対策 | 明るさ | 賃貸向き | 費用目安 |
| 外付けシェード・オーニング | ◎ 日射熱を大幅にカット | ○ | △ | 5,000円~ |
| すだれ・よしず | ○ 手軽に日差しを遮る | ○ | ◎ | 1,000円~ |
| 遮熱カーテン・レースカーテン | ○ 室内の暑さを軽減 | △ | ◎ | 3,000円~ |
| 遮熱フィルム | ○ ガラスからの熱を抑える | ○ | △ | 3,000円~ |
| ロールスクリーン・ブラインド | △ まぶしさを軽減 | ○ | ○ | 5,000円~ |
| 障子・後付け窓障子 | ○ 光をやわらげながら暑さを軽減 | ○ | ○ | 商品による |
| 内窓・窓リフォーム | ◎ 高い断熱・遮熱効果 | ◎ | × | 数万円~ |
※費用は製品やサイズ、施工方法によって異なります。
外付けシェード・オーニング
外付けシェードやオーニングは、窓の外側で日差しを遮るため、西日対策として高い効果が期待できます。室内へ熱が入り込む前にカットできるため、暑さをしっかり防ぎたい方におすすめです。
ただし、設置スペースが必要なほか、製品によっては工事が必要になる場合があります。
すだれ・よしず
すだれやよしずは、昔から親しまれている西日対策です。価格が手頃で設置も簡単なため、賃貸住宅でも取り入れやすいでしょう。
一方で、強風時には取り外しが必要になることがあり、耐久性は製品によって差があります。
遮熱カーテン・レースカーテン

遮熱カーテンや遮熱レースカーテンは、窓から伝わる熱を抑えながら、まぶしさも軽減できます。既存のカーテンと交換するだけなので、手軽に取り入れられる点も魅力です。
ただし、生地によっては室内が暗く感じられる場合があります。
遮熱フィルム
窓ガラスに貼る遮熱フィルムは、日射熱や紫外線を抑えながら、室内の明るさを保ちやすい対策です。
一方で、貼り付けにはコツが必要です。また、近年主流の複層ガラス(ペアガラス)には使用できない製品もあるため、購入前に対応するガラスの種類を確認しましょう。
ロールスクリーン・ブラインド

ロールスクリーンやブラインドは、まぶしさを抑えながら、室内をすっきりとした印象に仕上げられます。遮熱タイプを選べば、西日対策にも役立ちます。
ただし、窓との間に隙間ができやすいため、暑さ対策だけを重視する場合は、ほかの方法との併用がおすすめです。
障子・後付け窓障子

障子は、やわらかな自然光を取り込みながら、西日の強い光を和らげられるのが魅力です。また、窓との間に空気層ができるため、断熱性の向上も期待できます。
近年では、工事不要で設置できる後付けタイプも販売されており、意外な手軽さが評判を得ています。
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内窓・窓まわりのリフォーム
暑さ対策を重視するなら、内窓の設置や窓リフォームが効果的です。断熱性・遮熱性が高まり、夏だけでなく冬の寒さ対策にも役立ちます。
初期費用は比較的高くなりますが、一定の条件を満たせば国や自治体の補助金を利用できる場合があります。長期的な住まいの快適性や光熱費の削減も見据えて検討したい方におすすめです。
【目的別】あなたに合った西日対策はこれ!
西日対策は、「何を重視したいか」によっておすすめの方法が異なります。
目的に合わせて選び、快適な室内環境をつくりましょう。
暑さをしっかり防ぎたい
室温の上昇をできるだけ抑えたい場合は、外付けシェードやオーニングがおすすめです。窓の外側で日差しを遮るため、室内へ熱が伝わる前に対策できます。
さらに効果を高めたい場合は、遮熱カーテンや内窓と組み合わせると、より快適な室内環境をつくれるでしょう。
賃貸・マンションで対策したい
賃貸住宅では、大がかりな工事が難しいケースが大半です。そのため、すだれや遮熱カーテン、ロールスクリーン、後付けできる窓障子など、原状回復しやすい方法がおすすめです。
一方、分譲マンションでも、窓やバルコニーは共用部分にあたることが多く、外側への設備の設置や工事が制限される場合があります。そのため、専有部分である住戸内で設置できる方法を選ぶとよいでしょう。
賃貸住宅では賃貸借契約書や管理会社のルール、分譲マンションでは管理規約を事前に確認しておくと安心です。
部屋を暗くしたくない・おしゃれにしたい
西日を遮りながらも、昼間の明るさは確保したいという方も多いでしょう。
そのような場合は、遮熱レースカーテンや遮熱フィルムのほか、後付け窓障子もおすすめです。強い日差しをやわらげながら自然光を取り込めるため、明るく落ち着いた空間を保ちやすくなります。
西日対策には窓障子もおすすめ!
西日対策というと、カーテンやシェードを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、和室はもちろん、洋室にも取り入れやすい窓障子も選択肢の一つです。
やわらかな光を取り込みながら西日をやわらげる
障子は、障子紙を通して光を拡散するため、西日のまぶしさをやわらげながら室内を明るく保てます。
また、窓との間に空気層をつくるため、断熱性の向上も期待できます。ロールスクリーンのように室内を暗くしすぎず、和室らしい落ち着いた雰囲気を楽しめる点も魅力です。
DIYで後付けできる窓障子もある
最近では、既存の窓に取り付けられる後付けタイプの窓障子も販売されています。
大掛かりなリフォームをしなくても設置できるため、西日対策とインテリア性を両立したい方にもおすすめです。
「部屋が暑いけれど暗くしたくない」「和の雰囲気を取り入れたい」という方は、後付け窓障子もぜひ検討してみてください。
【FAQ】西日対策でよくある質問
西日対策で最強の方法は?
室内へ熱が入る前に日差しを遮る外付けシェードやオーニングが、高い効果を期待できます。さらに、遮熱カーテンや内窓を組み合わせると、より快適な室内環境になります。
マンションや賃貸でもできる西日対策はありますか?
あります。すだれや遮熱カーテン、ロールスクリーン、後付け窓障子などは、工事不要で設置できる製品も多く、賃貸住宅でも取り入れやすい方法です。
遮熱フィルムとカーテン、どちらが西日対策に効果的ですか?
どちらにもメリットがあります。遮熱フィルムは室内の明るさを保ちやすく、遮熱カーテンはまぶしさの軽減にも効果的です。目的に応じて選んだり、併用したりするとよいでしょう。
まとめ|住まいに合った西日対策で快適な空間に
西日対策には、外付けシェードや遮熱カーテン、遮熱フィルムなどさまざまな方法があります。それぞれ効果や特徴が異なるため、住まいの条件や重視したいポイントに合わせて選びましょう。
また、やわらかな光を取り込みながら西日をやわらげたい方には、窓障子という選択肢もおすすめです。後付けできる製品なら、手軽に取り入れられるものもあります。
和室リフォーム本舗では、DIYで設置できる後付け窓障子を取り扱っています。西日対策と心地よい空間づくりを両立したい方は、ぜひ商品ページもご覧ください。

